光文社文庫<br> 恋愛函数

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光文社文庫
恋愛函数

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  • サイズ 文庫判/ページ数 622p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784334743956
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

恋愛相手の相性を数値で選び出すGP(グラフィック・フェロモン)理論。ブライダル情報サービス会社『グロリフ』はこの科学的なシステムを導入していた。ところが、最高のカップルと見做された者同士の間でトラブルが起こる。ここからGP理論に様々な人物が振りまわされ、一つの推理は次々に新たな疑念を呼んでいく。複雑なパズルを読み解くようなスリル。圧倒的なスピードで展開される傑作長編ミステリ。

著者等紹介

北川歩実[キタガワアユミ]
1995年『僕を殺した女』で覆面作家として登場(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ワレモコウ

50
ブライダルサービス会社「グロリフ」の会員が不審な死を遂げ、紹介されたカップル間には、GP値という相性の数値が極めて良いことがわかった。更に新たな殺人も起こり…。北川さんの作品、内容は面白くて好きなんだけど、わかりづらい。しかも長い!登場人物が多いし、二転三転すると、実際の出来事だったのか、誰かの推理だったのか、果てには誰の視点なのかもわからず迷子になる。思えば、この作家さんの感想は、いつもこんな感じ(笑)でも読んでしまうのは、題材に惹かれてしまうからなのかな。2020/10/18

星落秋風五丈原

20
いつも北川さんの作品を読む時は、頭を途中で整理するために、鉛筆と紙が必要になる。というのは、「Aは実はBとCの子供ではなく、Dの遺伝子を云々…で生まれた子だ」という風に、登場人物のアイデンティティに関わる部分が、コロコロ変わるからだ、さて、今回もやはり、鉛筆と紙のご用意を。真相が明かされる毎に登場人物達の印象がクルクル変わってゆく。しかし本作の場合、捜査を担当する警察が後手に周りがちで、印象が薄い。2008/04/04

ホレイシア

4
北川氏の長編は、奇抜な科学理論で楽しく読ませるんだけど最後でコケることが多いのだが、今回はきれいにまとめてきた。満足。アスペさんが重要人物だから、そんなところにも感情移入かな?それにしても、登場人物たち、何回ファミレス会合をしただろう。数えてみたくなったりして(笑)。2011/07/19

真依

4
結婚相談所が会員同士の相性を測るのがGP理論。それを100点満点で表したのがGP値。この値が大きいカップル間で次々と殺人事件が起こるのだが、それはなぜか?そもそもこの理論は正しいのか?どのような法則で(計算式で)GP値が導き出されるのか?はっきり言って事件の解明はおまけみたいなもので、この理論が組み立てられる過程や下地になった研究などが興味深い。残念なのは主人公にいまいち惹かれなかった事かな。2011/05/18

terukravitz

3
★☆☆☆☆2014/12/31

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