内容説明
生後三十七日、笠原家にやって来たパグ犬・ゴエモン。この“尻尾のあるワンパク天使”の成長と家族の一員としての豊かな日々を描いたエッセイ集。本書はその後のエピソードを記した「それからのゴエモン」、慢性骨髄性白血病に罹患し、別れの時までの闘病の日々を痛切に綴った「生命と向きあって」を書下ろしで収録する。犬と人との深い愛情に溢れた感動の書。
目次
ゴエモンが行く!(ゴエモンがやってきた!;初めての試練;小さな体に元気が一杯!;里がえり;てんやわんやで日が暮れて;困ったおでこ;幸せの“絆”;心のふれあい ほか)
それからのゴエモン
生命と向きあって
著者等紹介
笠原靖[カサハラヤスシ]
福井県小浜市出身。明治大学法学部卒業。福井放送アナウンサー、学習研究社を経て、イラストレーターとして独立。1990年『夏の終り』で、第7回織田作之助賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
120
この作家の実際に犬を飼った時のエッセイ集のような感じの本で愛情にあふれています。最初に犬を飼うときも飼い主の責任をきちんとかなり検討されています。最近は飼えなくなって施設などへ引き取ってもらう人がいますがそれは本当に犬に愛情を持っているのかわかりません。この本を読んで最後のほうは自分の犬とかぶってしまい涙でした。2016/05/19
tote
3
最期の最期まで、精一杯生きるパグのゴエモンに、命について色々と教えてもらったような気がする。見習わなければ。2008/06/17
カエル氏
0
最後は読むのが辛い。読んでいて、どんなに可愛がられていたかがよく分かる!そして作者がどれだけ犬が好きかも分かる!表紙も含め、どの写真も作中のゴエモンをまんま想像できて可愛い!2018/09/23