光文社文庫<br> リボルバー

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光文社文庫
リボルバー

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  • サイズ 文庫判/ページ数 292p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784334743512
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

―あいつこんど会ったら殺してやる。まだまだぼくは怒りを憶えつづけなれけばならない。理不尽な暴力で、屈辱を味わった十七歳の少年は、偶然実弾入りの拳銃を手に入れる。少年は決心し旅立つ。自分を叩きのめした男に「仕返し」をするために。―拳銃と職を失った元警察官は、少年の跡を追う。昔を忘れるために。スリリングな二千キロの旅の果てに待つのは―。

著者等紹介

佐藤正午[サトウショウゴ]
1955年長崎県佐世保市生まれ。’83年『永遠の1/2』ですばる文学賞を受賞。2000年に刊行した『ジャンプ』はベストセラーとなり、「本の雑誌」ベスト1に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

相田うえお

116
★★☆☆☆18079 犯人が奪って棄てた警官のピストルを高校生が拾って、ある出来事で自分を殴りつけてきた男性に仕返しのために札幌へ!警官は辞職する事になってしまったものの、ピストルを持った高校生を追って...と始まります。この作家さんにしては話の練り込みや作り込み,広がりなどに力の抜けた感があるように思ってしまいました。もう少しだけ捻りがあれば嬉しかったのですが、単に旅に行って帰ってきたトラベルものに色を少々付けただけみたいな雰囲気〜。んー、登場人物の必然性も当方の理解出来ないところ。映画化してたんだ〜!2018/09/17

ehirano1

90
主題が今一つピンときませんが、蜂矢と永井のモブキャラ2人がホントに良い味出していて本書は一気読みとなりました。また、この2人に会いたいです。2020/04/18

ehirano1

74
「蜂矢はコップと、コーラの1ℓ瓶と、トーストの皿を、まるで用の足りた避妊具に対するような手つきで一つ一つ取り上げて脇へ退けた」。こういう文書はホントプロじゃないと書けないと思いました。2021/12/03

ehirano1

73
回転弾倉式拳銃(レボルバー)が刻印百科事典5から図と図の解説がそのまま転用されています。何かの伏線かなと思いましたが・・・。著者がどうしても載せたかったのでしょうか?2021/02/12

ミーナ

18
無職なのになぜか羽振りのよい蜂矢と新。一方、真面目な高校生 吉川は、ある重大な決意をする― 九州から北海道へ。5人が織りなすロードムービー。『身の上話』と『月の満ち欠け』が好きだから、期待を胸に手にした佐藤正午さん。吉川少年の重さに蜂矢&新コンビの軽さで保つバランス。冒頭から容赦なく漂う昭和臭。当時としてはたいそうおしゃれな小説だったのではないだろうか。何のために誰が拳銃を奪ったのか書かれておらず消化不良。でも惚れた女性にプレゼントする花を買うため北海道に赴くなんてロマンチック!2024/04/19

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