内容説明
あなたは、勝見洋一を知っているだろうか?代々続く古美術商の家に生まれ、美術批評家にして音楽批評家。川端康成の年少の友にして、世界中の美味・珍味を渉猟してきた希代のグルメ&グルマン。そんな現代の伝説とも言える人物が綴る、当代最高の食味エッセイ。行間から立ち上る「匂い」と「臭い」を、しゃぶりつくすように舐めるように味わっていただきたい。
目次
鮒鮨
臭豆腐
ほや
羊肉
皮蛋
ボウモア21年
ジビエ
トリュッフ
紅焼圏子
納豆〔ほか〕
著者等紹介
勝見洋一[カツミヨウイチ]
1949年、東京・新橋に生まれる。成城大学卒業後、文革下の北京で美術品の鑑定に携わり、パリの大学で教鞭を執る。パリではレストラン・ガイドブックの星印調査員のアルバイトの経験を持ち、NHK『男の食彩』のキャスターを3年間務めた。2000年には、『中国料理の迷宮』でサントリー学芸賞を受賞。美術評論、オーディオ・ビジュアル評論などの分野でも名高い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エヌる@遅れてきたルーキー
1
池波正太郎のエッセイとか檀流クッキングと同じラインの一冊。自分くらいの年齢層にはなかなかストライクな内容。20年くらい前に書かれた内容だからか?2020/09/03
relaxopenenjoy
1
図書館にて。想像してた内容と違った。どれもこれも臭気の記述が緻密で独特。でも不思議と食べてみたいと思わせなくもない(全部ではないけど)。食薀蓄本という感じでした。2016/05/24
本夜見
1
「匂い」と「臭い」と「旨い」の紙一重な食物50選!! 全く馴染みの無い物から何故か紅茶・珈琲まで…グルメの蘊蓄だよな〜、この半分以上は一生口にする事もなかろうなー、と思いながら読了。2012/07/26
どん
0
再読。おじさんどころかおじいさんの加齢臭たっぷりの文体で食の薀蓄を語るのだが、知識と行動力が確かなので読ませる内容。 海外の興味深い話がたくさん出てきて面白い。力を抜いて読める一冊。2017/03/30
キミ兄
0
においに着目した料理エッセイ。引き出しが多くて深い。☆☆☆☆。2012/02/18
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