内容説明
「ハワイの本当の良さをアピールするCFを作ってほしい」。流葉爽太郎のもとに州知事からの依頼が飛び込んだ。観光PRではなく、現地の人々の誇りになるようなCF―爽太郎の出した答えは意外なものだった。現地に飛んだ流葉は1人のロコ・ガールをスカウトする。希望、挫折、そして再起へ…。さまざな人々の想いをのせて、いまキャンペーンは走り始める。
著者等紹介
喜多嶋隆[キタジマタカシ]
5月10日東京生まれ。明治大学卒業。コピー・ライター、CFディレクターを経て、第36回小説現代新人賞を受賞してデビュー。センス光る文体とスピード感のあるストーリー運びで、独得の「喜多嶋ワールド」を生み出し、多くの熱烈なファンを獲得している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
17
若い男性には、憧れの世界が展開されているのでしょう。 ハワイを舞台にしたコマーシャルフィルムを依頼されたそう太郎。 喧嘩に強く、アイデアに溢れたCFのプランナー? レストランのオーナー。 憧れの要素満載の主人公に、勧善懲悪、美人が絡んでと、気軽に楽しめます。 ただブツぎりのような文体に、中々馴染めませんでした。2014/08/05
マーシュランド
9
かなり久しぶりの喜多嶋さん▼今日はハワイを思い浮かべたくて、ふと手に取った▼16年前に読んで以来かな▼あとがきでも書かれているけど、この企画はすごい▼230352023/05/27
南註亭
1
CFギャング・シリーズ。今回は商品のCMではなく、ハワイじたいをアピールするCFをつくることになる。文句無しに楽しめます。オススメ度 ☆☆☆☆☆ 5つです。2007/08/17
happy3939
0
ハワイの雰囲気が伝わる楽しい小説。2022/07/24