内容説明
殺人事件の被告イアンに無罪が言い渡された。影の力が動いたのだ。その代償として、山岳地帯に埋まる古代の仮面を探索せよとの謎めいた指令が。滑走路には、同じく釈放されたばかりのラウルと女友達のアンジー、そして謎の日本人ケンジ。四人はセスナ“グッピー”に乗り込んだ。メキシコを舞台に、歴史、政治、幻想を圧倒的迫力で描く傑作長編。
著者等紹介
堂垣園江[ドウガキソノエ]
1960年大阪生まれ。’96年「足下の土」で群像新人文学賞優秀作を受賞。2001年には『ベラクルス』で野間文芸新人賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。