内容説明
「ブサイクなのにいい気になって」―作家の月島美百合は、ネットでの誹謗中傷に悩まされていた。書き込みをしているのは同業の晴海鷹夫に間違いない。嫌がらせは醜聞だけにとどまらず、ついに晴海は美百合を拉致する―。この事件を境に、彼女への周囲の視線が…(表題作)。普段の表情からは窺い知れない女たちの冷たく残酷な本音を浮かび上がらせる5編。
著者等紹介
岩井志麻子[イワイシマコ]
1964年岡山県生まれ。少女小説家としてデビュー後、’99年「ぼっけえ、きょうてえ」で日本ホラー小説大賞を受賞。翌年『ぼっけえ、きょうてえ』で山本周五郎賞を受賞。2002年『チャイ・コイ』で婦人公論文芸賞、『自由戀愛』で島清恋愛文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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こやま
2
面白かったし怖かった。でも、後は想像にお任せします、的な感じは正直もやもやしました(笑)2012/03/27
くさてる
0
どこにいても不思議でない女性たちの悪意や歪みがもたらすものを描いた短編集です。ワンアイデアで書いちゃうんじゃないかなあという感じの見える落ちだったり、過去にも読んだことのある設定の焼き直しっぽいのがあったり、といささか隙があるように見えるのですが、本当にひとの無意識の悪意を描くのが上手いと思います。せこくって、みっともなくって、劣等感いっぱいで、他人を妬む醜い人間を書きながらも、そこには等身大の人間がいる。だからこそ、怖さが潜む。そんな作品集です。2007/05/14
tetsu
0
★2 サスペンスまたはホラー。この作家の作風は大体こんな感じと思われる。ちょっとした日常に潜む悪意が大騒ぎになっていく様子。リアリティがいまいち。2007/06/24




