内容説明
メディチ家の末裔である美少女・ルチアは、ある日突然、目と口が不自由になった。16世紀に先祖が新教徒・ユグノーを大量虐殺した呪いなのか!?ルチアのトラウマを取り除くため、ヴァーチャル療法士・高見健吾は僚友・礼子とともに、彼女の記憶空間へと入り込む。そこでは殺戮の限りが尽くされていた―。第8回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作品。
著者等紹介
新井政彦[アライマサヒコ]
1950年埼玉県生まれ。中央大学文学部卒業。’99年『CATT―託されたメッセージ』、2000年『ネバーランドの柩』で、2年連続サントリーミステリー大賞優秀作品賞を受賞。’04年『ユグノーの呪い』で日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あっちゃん
19
バーチャル療法士が主人公って、近未来的だなと思ったけど、想像していたのよりレトロ(笑)少女の脳内が16世紀フランスのせいか、主人公がコテコテの失敗したハードボイルド風のせいかは謎だけど!逆に難しい話も無く、ゲーム的な感じで思ってたより軽めで読みやすい(  ̄▽ ̄)2016/08/20
たこやき
5
日本ミステリー文学大賞新人賞、タイトルや装丁……から、伝記ミステリや時代ミステリだと思っていたら、SFアクションで驚いた。他人の記憶に入って……というのは、使い古されたネタではあるが、それだけに安定感があるし、テンポの良さなどでどんどん読ませる。ミステリとしての謎解き部分はやや弱いものの、純粋に娯楽作品として楽しめた。でも、タイトルやらは変えた方が良いかも。2010/09/30
ひさか
3
第8回(2004年)日本ミステリー大賞新人賞受賞作品に加筆修正して2005年3月光文社から刊行。2007年3月光文社文庫化。アンソロジー:街は謎でいっぱいに収録された「手紙」に気の利いたトリックがあり、勢いで、新人賞受賞作である本作を読んでみました。患者の脳内記憶にダイブして治療を行う記憶療法士の設定が緻密で、アイデアに富んでおり、楽しめます。展開は、冗長で、読み辛さがありました。2018/05/24
秋乃みかく
3
★★☆☆☆ タイトルからして歴史が絡んだミステリなのかな?と思っていたら…。SF&ゲームチックな展開でちょっと面食らいました。。自分にはイマイチ合わなかったかも…(> <)2013/05/21
tuyoshi
1
まるでRPGの世界、始めは記憶をデータ?検閲官??と思ったが、ストーリーもしっかりしてるんで、すらっと読んじゃいました。2013/09/18
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