内容説明
夫唱婦随で築き上げたプレス工場に突然、銀行の貸し剥がしが襲い掛かってきた。堅実な経営を続けてきた工場も、なす術がなく、八方塞がりの状況に。工場は、銀行の連鎖倒産という形で、潰されてしまうのか。金策のためにあらゆる手段を尽くすなか、意外な救いの手が―。「魔の十一月」ほか、経済企業小説の雄が描く、静謐かつ熱い、哀愁溢れる男たちの物語。
著者等紹介
高任和夫[タカトウカズオ]
1946年、宮城県生まれ。東北大学法学部卒業。三井物産入社。審査畑を歩みつづけるかたわら、作品を発表。’96年末、国内審査管理室長を最後に、三井物産を依願退職。以来、作家活動に専念する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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