光文社文庫<br> 探偵小説四十年〈上〉―江戸川乱歩全集〈第28巻〉

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光文社文庫
探偵小説四十年〈上〉―江戸川乱歩全集〈第28巻〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 837p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334740092
  • NDC分類 918.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

秘蔵のスクラップブック『貼雑年譜』を縦横に駆使、リアルタイムの資料を通じて、探偵作家たちとの交友・論争、創作の苦悩などを克明に綴った乱歩自伝の決定版。本書を読まずに、日本のミステリーは語れない。上巻には、デビューから少年ものに着手したころの昭和十二年度までを収録。

目次

処女作発表まで
余技時代(大正十二・三年度)
探偵作家専業となる(大正十四年度)
東京に転宅(大正十五(昭和元)年度)
放浪の年(昭和二年度)
「陰獣」を書く(昭和三年度)
生きるとは妥協すること(昭和四年度)
虚名大いにあがる(昭和五年度)
最初の江戸川乱歩全集(昭和六年度)
二回目の休筆宣言(昭和七年度)
精神分析研究会(昭和八年度)
小栗、木々の登場(昭和九・十年度)
自作解説

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

39
2分冊ですが、註や書誌が約4分の1を占めています。ですので乱歩を調べようとする資料としての価値が大きいものと思われます。自分の子供のころから編年体で上巻は昭和12年頃までが書かれています。話し言葉で書かれているので、読みやすくすんなり読める気がします。ただやはり内外の探偵小説家の名前などがわかっていることが条件になるでしょう。2015/01/18

ホームズ

25
探偵小説に対する情熱というか当時の作家さんたちの色んな動きや考えが分かって面白いし、それぞれの繋がりとか割りと曖昧だったんだけどその辺りも分かりやすくなった。写真や註もたくさんあって資料として良いですね。2016/06/11

風見鶏

3
卒論の参考文献。大いに役立つ一冊だった。当時の探偵小説界が窺える。2014/12/18

いちはじめ

3
ほとんどライフワークと化している乱歩の回顧録のこれが最終進化形態。この光文社文庫版では、乱歩の間違いを煩いくらいに細かく指摘してあるので資料的な価値は高いといえるが、いささか無粋な気もしないではない。2011/10/08

まんたろう

2
乱歩の回顧録的作品の前半。 全集既刊の評論を読むと、乱歩の主張は一貫している印象が強かったが、編年体の本書では乱歩自身の心の浮き沈みが反映されていて面白かった。 「探偵小説が犯罪を助長している」と名指しされている新聞記事への憤りがちょこちょこあり、いつの時代も同じだなと。 汽車、駅、そこを行き交う人々に関するエッセイ「旅」に共感。2023/12/24

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