内容説明
北風の吹き荒ぶ師走、夜廻りに出た辻番の男が泥坊を捕まえたら、その盗品の中から逃げた女房の袷が出てきた。思わぬなりゆきに驚く南町奉行所同心・秋山五六郎。こそ泥を江戸追い放ちで「けり」をつけ、五六郎は手下の半次とお富を連れ、辻番人の逃げた女房の行方を探す。女には膝頭に指字を書く、まじない癖が…(表題作)。好評の川ばた同心人情始末。
北風の吹き荒ぶ師走、夜廻りに出た辻番の男が泥坊を捕まえたら、その盗品の中から逃げた女房の袷が出てきた。思わぬなりゆきに驚く南町奉行所同心・秋山五六郎。こそ泥を江戸追い放ちで「けり」をつけ、五六郎は手下の半次とお富を連れ、辻番人の逃げた女房の行方を探す。女には膝頭に指字を書く、まじない癖が…(表題作)。好評の川ばた同心人情始末。