内容説明
不況下の業績低迷に喘ぐ東証一部上場の工作機械メーカー・住沢工業にＴＯＢ（株式の公開買い付け）が仕掛けられた。親会社が売却に応じたため、経営権を握ったのは、裏社会の紳士たちだった。企画課長に昇進したばかりの日下は、会社を私物化されまいと奮闘するが…。経営難の企業をしゃぶりつくす「整理屋」の生態を、中間管理職の眼で描く本格企業小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
藤澤謙光
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日下頑張った…2017/04/30
iqo720
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異次元の世界のような感覚で読んでしまうが、 読みながらも自分の会社のことを考えてしまう。 そう考えると恵まれているのだろうか。 それとも、実際は平社員には知らないだけで、 やはりどこの会社も似たり寄ったりなのだろうか。 経済小説としてはもちろん面白いが、 人間関係や男女の心情も絶妙で、 小説として読んでも充分楽しめる。 2008/04/26
