内容説明
ホームズと警視庁の片山刑事の妹・晴美は、バスに乗っていた。見知らぬ少女が「おいで。降りるわよ」と声をかけると、ホームズがついて行ってしまったから、さあ大変。片山たちの必死の捜査でつきとめた少女は、今度は「ちょっと人を殺すだけ」と言ってナイフを買っていった。表題作のほか、「通信簿」、「殺し屋稼業」、「催眠術」と、ホームズ大活躍の3編を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オーウェン
52
片山が殺し屋として依頼されるという殺し屋稼業や、催眠術の元で発した殺しの告白。 それに追随するように、会社員が殺されるという中で、片山や晴美は困惑する。 催眠術の件はなんでも可能という点だが、こういう世界観が許されるのがホームズの世界。 そしてなぜか家出という展開になったホームズ。 それは間違われた結果なのだけど、その家でひと騒動がという展開。面白かった。2023/11/13
coco夏ko10角
22
三毛猫ホームズシリーズ第二十三弾、十四冊目。4つのお話収録の短編集。表題『…~の家出』ホームズが他の人に着いていっちゃってどこにいったか分からなくて…石津さんのせいで家出!?からの事件。今回はこれが一番面白かった。 家出/通信簿/殺し屋稼業/催眠術2014/12/26
a
3
殺し屋稼業よかった。三毛猫ホームズシリーズって感じ!2022/11/15
EMA
2
自分をクミと呼ぶ少女に着いていったホームズ。その家庭に起こった悲劇の真相を見つける「家出」。家に帰りたくない少女の家庭に起こった空巣殺害事件の真相は?「通信簿」。パーティ会場で人殺しを頼まれた片山と泥棒らしからぬ泥棒、果たして何が起こっているのか?「殺し屋稼業」。催眠術師のもとで殺人を自白した香織。その通りに事件は起こっていたが…「催眠術」。1991年から1992年に発表された短編4編を収録。久しぶりに読んだ三毛猫ホームズ短編は、久しぶりと思わせない安定した内容だった。2023/01/19
虎ノ介
2
短編集でサクッと読めます。2017/09/19