内容説明
セクシュアリティの幻想が崩れさり、多重化し、再構成されている現代、人間の欲望は複雑極まりない“ビザール”の世界の深部へ、ますます踏み込む。写真家カルロ・モリノやジル・ベルケは、裸体をいかに撮り、そして人間は性をどのように解放したのか。博物学的手法でビザール世界に迫る、画期的著作。
目次
1 ビザールの世界へようこそ―ビザールとパイオニアたち
2 ビザール・ファッション―物質によって人はビザールへと誘われる
3 スレーブィズムとは?―奴隷願望から家畜願望へ
4 スパンキング・ダンス―郷愁と快楽がないまぜになった妖しい刺激
5 レスリング・ウーマン―格闘するエロチシズム
6 超マゾヒストのインナーワールド―ある夢想家の手帖から
7 セックス・トイの夢―性玩具のヴァリエーション
8 クレパックスの結晶の女―ヴァレンティーナと視線劇
9 シーメール革命―セックス・フリークの半男半女ワールド
-
- 和書
- 木曜日の子ども