内容説明
兄・頼朝に追われ、非業の死を遂げた源義経。悲劇のヒーローの最期のあっけなさは、名将といわれるにしては不可解なものだった。一方、大陸のヒーロー成吉思汗。彼も、成人し、出世するまでの生い立ちは謎に満ちている。病床の神津恭介は、義経=成吉思汗という大胆な仮説を証明すべく、一人二役の大トリックに挑む。歴史の空白を埋める著者渾身の傑作推理。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Ryuko
19
義経=成吉思汗説に神津恭介が挑む。歴史ロマンにあふれる作品。私が生まれたところは「源治囲内」という地名だ。青森県八戸市の町で、平泉から逃れてきた義経をかくまったと言われている。海にほど近いところで、平泉から宮古に抜け、海路で八戸に来た義経が通ったであろう場所にある。本当かもしれない。想像をかきたてられる。「時の娘」へのオマージュ。2016/09/17
ちばっち
2
邪馬台国よりこちらの方がイメージし易く楽しかったです。義経が成吉思汗になったという話は知っていましたが伝説だと思っていたし、なぜそう言われるようになったのかも知りませんでした。本書を読んで色々謎や二人の共通点などを知りもっと邪馬台国論争のように盛り上がってもよさそうな感じがしたのですが…勿体ない。面白い議論だと思うのですが。終わり方に若干不満もありますが成吉思汗の名前の由来には感嘆しました!解説を読んで更にビックリしました。2013/12/25
アルクシ・ガイ
0
ちゃんと「小説」になっている。これが「古代天皇の秘密」になると、資料をずらずら並べただけのものに落ちてしまう。仁科女史に期待が持てるラストでした。2015/02/27
goldius
0
日本一の名探偵の神津恭介が参考にしたのが三国志の楊修であったという、素晴らしい作品である。2005/01/12




