内容説明
日本政府は年間10万人規模の外国人研修生に、一定期間の就労を認める方向で検討を始め、1992年度中にも実施する…。人の移動が「人種戦争」を引き起こすことに気づかない人は多い。現在、100万人以上いる不法就労外国人。彼らは新たな犯罪や差別の芽を生んでいる。国内外の緻密な取材を通じ、安穏な日本に警鐘を鳴らす戦慄のノンフィクション緊急出版。
目次
1章 日本が外国人労働者を容認する日
2章 受け入れを歓迎する人たち
3章 外国人労働者たちの意外な素顔
4章 空洞化する彼らの“母国”
5章 外国人労働者と日本の選択