内容説明
「弥生」という時代名は乙女を思わせる穏やかな響きをもっている。しかし、この時代、人々は大変動の時を迎えたのだった。大陸からもたらされた稲作情報は、北部九州から南へ、北へ、日本列島を駆け抜けていった。生活が文化が社会が急速に変貌する。いったい弥生とはどのような時代だったのか。鍵は、北部九州にある。吉野ヶ里遺跡からわかる弥生の「オウ」と「クニ」の現実とは?列島国際化の足跡をたどりながら、弥生の実像をビジュアルに追究する。
目次
第1部 弥生時代とはどんな時代だったのか
第2部 弥生謎事典(生産編;文化編;社会編;探究編)