内容説明
絶大な人気を誇る「赤かぶ検事シリーズ」。なぜ、柊茂は赤かぶ検事と呼ばれるようになったのか?名シリーズの記念碑といえる第一作。椎茸栽培用のビニールハウスで、農婦が一酸化炭素中毒死した。赤かぶ検事らの執拗な追及で、夫が犯行を自供。一件落着に見えたが夫は公判で犯行を全面否認。弁護側も検察のでっち上げだと主張した。
目次
疑わしきは罰せよ
片眼のジャックを追え
火魔走る
古銭はもの言わぬ証人
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山嵐電撃吹雪拳
3
「赤かぶ検事奮戦記」だったかな。小学生か中学生時代の、まだ私にテレビを見る習慣があったころに、ドラマの予告CMを見た記憶かある。赤かぶとはなにか容姿にちなんだことかとそのときは思ったが、同時に主演の故・フランキー堺さんに赤かぶ要素はないなとも思った。朝食のおかずにともっていた赤かぶを法廷でぶちまけたのがきっかけだったとは…ニックネームとは関係ないが、女性の容姿を遠慮なく描写するのには時代を感じる。2024/04/29
みなみ
0
「疑わしきは罰せよ」「片眼のジャックを追え」「火魔走る」「古銭はもの言わぬ証人」を収録。2011/11/17
コマンドー者
0
赤かぶ検事シリーズの1作目となる短編集。ドラマ化された作品も収録。弁護士からの視点で書かれた作品の多い氏だが、検事側からの視点で展開する。2023/07/14