光文社文庫<br> 亜麻色のジャケット

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光文社文庫
亜麻色のジャケット

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  • サイズ 文庫判/ページ数 321p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784334711993
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

杉原爽香、十七歳の冬。爽香の中学時代の恩師安西布子と河村刑事は、美術館で久々のデート。彫刻が置かれた庭で河村が意を決して布子にプロポーズをしたとたん、ずぶ濡れの若い女性が助けを求めてきた。何者かに池へ突き落とされたその女の手には、亜麻色のジャケットが…。長編青春ミステリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あつひめ

70
第3弾読了。恋と言うものに不器用な人たちの集まりだなぁ…と、イライラしそうになるけど、まあ、少しずつでも進歩していると思えば堪えられる。毎年都合よく事件に巻き込まれるけれど、今回はちょっと切ない終わり方だった。生かしておいてほしかったなぁ…健二…。それでも、人の人生は続いて行く。小説なのにちゃんと日々の積み重ねが感じられるから、先が楽しみになる。多感な時期の彼らのこれからを期待する。2014/09/21

セウテス

52
〔再読〕シリーズ第三弾。1990年17歳の冬。何気ない登場人物の近況報告で、安西先生と河村刑事の美術館デートの最中、一人の女性が助けを求めて来ます。亜麻色のジャケットを手に持ったその女性は、何者かに庭の池に突き落とされて、びじょぬれの状態でした。親友の今日子は医大に受かり、兄夫婦には長女が産まれます。爽香は明男の母親と会うも、取り立てて進展はない。本当に細かい所まで、時間が過ぎている事を認識できます。まるで実際の何処かの街の生活を神様の如く、見渡している感覚になります。そうミステリーの『北の国から』です。2014/12/18

siro

46
続けて3作目です。今回も爽香が大活躍でしたがラストが切ない。仲田先輩にはがっかり~もうちょっと男らしさを見せてもらいたかった。次回は爽香、今日子、安西先生の恋にも進展があるのでしょうか?楽しみです。2015/10/10

takaC

42
爽香よ、一年に必ず一回凶悪事件に遭遇するという星の元に生まれたことを疑問に思うべし。解説によればこの当時には25歳までのシリーズという予定だったのね?2012/07/03

スミレ

33
爽香シリーズ第3弾、17歳の冬の物語です。 15歳の時の担任の衣子が、恋人で刑事の河村とのデート中にずぶ濡れの女性と出会った事で、事件に巻き込まれます。 殺し屋や拳銃まででてきて、本格的に危ない目に合います。 明男との仲はますます親展し、兄夫婦に子供が産まれ、親友の今日子の恋…。 事件以外にも、爽香の周囲ではいろいろな変化があり、今回も楽しませていただきました。2016/12/08

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