内容説明
夏村絵里子はコンピュータ結婚相談所のオペレータ。データを見たいという女性の申し出を断わった翌日、その女性が殺された。疑問を抱いた絵里子はデータを調査、システム上で何かが動いていることを知る。プログラムに隠された巨大な陰謀。そして次の犠牲者が…。情報化社会に警鐘を鳴らす、著者得意のハイテク・サスペンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
とち
46
いやー、相変わらず面白いです。岡嶋さんお得意のハイテクを駆使したクライムノベル。結婚相談所のオペレータ絵里子にデータを見せて欲しいと依頼してきた女性が後日殺害される。データを調べる内に入力した覚えの無い個人情報が増殖している事に気付いて…。音響カプラやFDなど時代を感じさせる部分はあるものの、20年以上も前からビッグデータとその危険性に対して警鐘を鳴らすその先見性に脱帽。作中登場する様々な専門用語はとても自然に分かりやすく説明されているので、コンピュータに詳しく無い人でも楽しめると思います。2013/07/29
とし
9
コンピュータ結婚相談所のオペレータが、不自然なデータの改ざんが殺人事件と関係していることに気づき、、、 個人情報保護法が施行される前に、個人情報の価値等に焦点をあてたりしていて凄いなと思った。当時この本に出会えていたらより感動しただろうな。2022/03/11
まゆ
5
面白かったー続きが気になって止まりませんでした。確かに30年近く前の作品で、技術的なところは古いのかもしれないけれど、そんなことは全く気にならなくて。というより、そんな時代にこの作品を書いたのはホントすごい。。データセンターで働く主人公が、データの異変?改ざん?に気づいて真相に迫っていくお話。そんな簡単に人を信用しちゃダメ!ってハラハラしながら読んでいたら、やっぱり怪しい人が、怪しくて。ほらもう!な展開でした。あー面白い。何より、ラストが好みでした。良い、良い。2014/11/26
yw_revolution
5
「声の網」のようなネットワーク自身が謎の意思を持って・・・というような話ではないけれど、情報の扱い方を正しくしないと大変なことが起こりかねないよ、という意味ではタイトルに偽りはない。ただ「コンピュータは誤らない」という部分にも深くメスが入っているとより満足できたかな、と個人的にはそんな感じ。2013/10/24
emi
4
1986年刊行の作品。解説に書かれている通り、技術の進歩によりコンピュータの操作に関する部分は過去のものだが、現代まで続く問題点を当時から見抜いているのはとんでもなくすごいことだと思う(生まれてすらいない時代の作品なので、もしかしたら当時から叫ばれていたのかもしれないけど)。2014/04/15




