内容説明
尊敬する教師に処女を棒げながら、捨てられた１８歳の高校生・千絵。彼女は男たちへの復讐を誓って単身上京した。そして、数々の情事、異常性愛をとおして“女の武器”に目ざめ、次々と男を征服していった。―痛快娯楽小説の傑作！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
神野
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女性が男性を女装させて奴隷にする。そんなコンセプトの作品が約30年前に書かれていたのは驚きだった。官能的に描かれる男と女のまぐわいだが、千絵が冷静で計算高い辺りが痛快である。田舎の中流から女の武器でもって都会を駆け上がる彼女に、確かな魅力があることは言うまでもないだろう。2016/05/20
てらさか
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文庫版を入手したので再読。どこをとってもおもしろい。珍しく成功する女主人公の話。女装、人間燭台の倒錯さがすごい。2020/05/07
