感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オーウェン
49
短編集だけど、粒ぞろいなので長編にも負けない面白さがある。 表題作は未解決20周年記念パーティーに呼ばれた片山が、密室事件に挑む。 その密室には空箱だけが置いてあり、いかにして被害者は殺されたのか。 カーのトリックにそっくりな奴があったが、ホームズらしい捻ったものに。 他にも「披露宴」や「宝探し」なども楽しい一品。2023/10/03
coco夏ko10角
33
三毛猫ホームズシリーズ6つのお話収録の短編集、三十一冊目。 『びっくり箱』なんと二十年前の未解決事件を。 『名演奏』長編・狂死曲のその後、指揮者・朝倉も登場。 『パニック』すごい規模のパニックだ。 びっくり箱/名演奏/パニック/幽霊退治/披露宴/宝さがし2016/10/25
takaC
33
27年ぶりに再読。つまり前に読んだのは高校生の頃。シリーズ初期の頃の短編集。猫ちゃんホームズはメスなんだよね。シャーロックもマイクロフトも男なのにと思った頃もあったけど、冷静に考えれば「ホームズ」は姓だから性別は無関係だね。2012/05/26
白雪ちょこ
20
今回は短編集となっており、表題作の「びっくり箱」に至っては、びっくり箱というよりかは、マジックの種明かし的な感じがした。相変わらず、石津は大食いを発揮しておりコメディ要素も満載。 ラストのオチの方が、一番驚きを隠せないでいた。 ホームズと晴美も大活躍で、金持ちは金持ちなりに悩みがあるのだということも、短編ながらに伝わった。2023/12/05
いづいづ
10
再読。発行当時に読んでいますがすっかり忘れてました。80年代ですね。時代を感じます。2016/04/17
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