光文社文庫<br> 軒行灯の女たち

光文社文庫
軒行灯の女たち

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  • サイズ 文庫判/ページ数 202p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334702434
  • NDC分類 913.6

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sputnik|jiu

9
新風営法施行以前の赤線地帯での小林亜聖の武勇伝。エピソードとしては、小林氏が遊女の父親と成り行きで酒を飲むことになる話が好きだ。娘を借金のかたに売り飛ばして、いまだに金をせびりにくる父親に対して、小林氏は義憤を感じて文句を言うのだが、そこの遣り手婆に「金で女を買うような奴がいい気になるんじゃない」と追い出される。その後、小林氏は帰りながら涙を流すのだが、そういう行き場のない「やさしさ」のようなものが、この時代にはたしかに存在していたんだろうな。ノスタルジーとか懐古趣味とか、そういうことではなくて。2015/09/01

Naomi Araki

0
昭和の女遊びについて、小林亜星のフィクション?ノンフィクション?微妙な位置での名作。赤線青線、色町での遊び等、今は亡き風俗街の描写も見事。2012/02/01

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