出版社内容情報
他人のものばかり欲しがるあの子。いるはずのない住人の気配。甘やかに秘密を分かち合う二人の女。宿命的な死に蝕まれた村。妻と別れた男に訪れた非日常……。隠された真実に気づかせてくれる珠玉の作品集。
【目次】
内容説明
ペットの降霊会を企画した幼なじみの行動の真相。(「降霊会」)パリに降り立った彼女の秘めた思い。(「金色の風」)いるはずのない上の階の住人の気配。(「未事故物件」)甘やかに秘密を分かち合う二人の女。(「ホテル・カイザリン」)妻と別れた男に訪れた非日常。(「老いた犬のように」)表題作を含め、八編を収録。心の奥底の隠された真実に気づかせてくれる珠玉の作品集。
著者等紹介
近藤史恵[コンドウフミエ]
1969年大阪府生まれ。’93年に『凍える島』で第4回鮎川哲也賞を受賞し、デビュー。2008年に『サクリファイス』で第10回大藪春彦賞を受賞、本屋大賞2位に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mayu
26
表題作は見たことあるなぁと思いつつも久しぶりに近藤史恵さんを読もうと思って購入した。読んでいるとあれもこれもなんか読んだ事あるような…と思って後ろの初出を見たらアミの会のアンソロジーのものが多くあり、4作は既読だった事を知る。ちゃんと調べれば良かったなぁ〜完全に自業自得。だけど内容を完全に覚えていた訳ではないから再読。不穏な雰囲気だけど『降霊会』が一番好きかなぁ。さまざまな異国が出てくるのが印象的な読みやすい短編集。2026/09/01
one_shot
25
硬軟とり混ぜた30頁ほどの8篇収録。高校の文化祭で幼馴染の女の子が急遽開催する「ペットの降霊会」の意外な顛末『降霊会』、上の階から響く早朝の洗濯機の音に悩まされる女性『未事故物件』、幼い頃からとにかく他人の大切なものが欲しい女性の恋愛『甘い生活』など入り口からおもしろい。改めて間違のない作家と思う。お気に入りは、人類学の講師がW県出身の生徒の相談にのり、その地方の風土病を調べていく『孤独の谷』。最後までどこに着地するのか分からない、これぞ奇譚。文章が上手いのですぐに読み終えてしまった。2026/09/26
RRR@読書中毒
16
初読み作家さん。 短編集の魅力がぎっしりと詰まっている著作。 モラハラだったり、ホラーだったり、人の心の奥底を刺激する著作であります。 短編集はサクッと読みやすいから、好きな人は好きでしょう。 印象に残りやすい話ばかりで満足。2026/08/12
汲平
9
8編が収められた短編集。「金色の風」は「シティー・マラゾンズ」で既読。近藤史恵のエッセンスを集めたような作品集で、軽やかな「金色の風」、お菓子がきっかけで新たな気づきを得る「迷宮の松露」、意外な真相の「降霊会」や「未事故物件」、何とも言えない嫌な気分が残る「甘い生活」や「ホテル・カイザリン」。どの作品も異なる魅力で楽しめました。2026/10/02
雨ちゃん
8
久々に近藤史恵さん💚 「孤独の谷」が印象的だった。 「老いた犬のように」は近藤さんにしては異色?2026/08/22




