出版社内容情報
お笑いでは芽が出ず、身体能力ばかりが評価され、番組の企画で棒高跳に挑戦することになった崖っぷちの芸人。その番組を通じて共演するのは、パリ五輪が目標のいけ好かない大学生アスリート。出会うはずのなかった二人、それぞれの跳躍の先に広がる景色は――。
【目次】
内容説明
お笑いでは芽が出ず、身体能力ばかりが評価され、番組の企画で棒高跳に挑戦することになった崖っぷちの芸人である御子柴。その番組を通じて共演するのは、パリ五輪が目標のいけ好かない大学生アスリートの犬飼。出会うはずのなかった二人を繋ぐのは棒高跳だった。それぞれの跳躍の先に広がる景色は―。夢と現実のその先にある物語。
著者等紹介
額賀澪[ヌカガミオ]
1990年茨城県生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒業後、広告代理店に勤務。2015年に「ウインドノーツ」(刊行時に『屋上のウインドノーツ』に改題)で第22回松本清張賞を、『ヒトリコ』で第16回小学館文庫小説賞を受賞。’16年に『タスキメシ』が第62回青少年読書感想文全国コンクール高等学校の部の課題図書となる。青春小説の旗手として多くの支持を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
22
お笑いでは芽が出ず身体能力ばかりが評価され、番組企画で棒高跳に挑戦する崖っぷちの芸人・御子柴陸。その番組を通じて五輪代表候補の大学生・犬飼優正と出会う物語。お笑いで食えずバイトの比重が高い相方に、芸人を続けていいのか葛藤しながら、スポーツバラエティ番組のレギュラーとしてストイックな生活を続ける陸。彼が五輪を目標とする犬飼と出会い、お互いを意識してゆく展開で、棒高跳びの競技事情やポールの国産に挑む研究者たちの姿も描きながら、それぞれの大会で自らのギリギリに挑む熱い展開には強く心揺さぶられるものがありました。2026/07/08
ツバサ
13
芸人とアスリートが見せる科学反応ならぬ情熱反応に当てられてしまう物語でした。自身の身の振り方に迷っていた2人が棒高跳びを通して共鳴していくのが素晴らしい。また、主人公達だけでなく周りの登場人物の人生も垣間見えるのが物語に奥行きを感じさせる。番組制作、芸人、アスリート、道具作りなどなどの裏側も描いていてのめり込むように読めた。2026/07/09
TOMTOM
7
単行本(図書館)で読んでいたけれども、手許に置いておきたくて購入。最近の推し作家さん・額賀さん。テレビのスポーツバラエティで棒高跳びに挑むことになった芸人と、スポーツエリートの青年を中心に話は進む。その中で棒高跳びという競技のもつ裾野の狭さとそれを打破しようと、国産ポールの開発をしている女性教授も物語を豊かにしてくれている。登場人物それぞれがさまざまな角度から棒高跳びと真剣に向き合っていて、その熱量の色もさまざまで物語に引き込まれます。相変わらず映像化が難しい作品を紡ぐ額賀さんだなあ。2026/07/19
たかぃ
5
王道ぁぢ(*´꒳`*) ▼売れなぃ芸人の御子柴陸がスポーッバラェティで棒高跳びにチャレンヂし、競技の中で自己ぉ見っけて奮闘するぉ話。関係者たちにも多くのドラマがぁり、どれも濃ぃのみに全くクド味なし。だけどカロリーゎ伝ゎってくる。スポーッ小説に雑味ゎ要らなぃ、とゅぅヮケだ。 ▼棒高跳びって数ぁるスポーッの中でもトップクラスに想像できなぃ競技。なのに、ドキドキしたし面白かったし感動した。コレょぃ本(`・ω・´)b2026/07/17
michi44
2
真にありそうである話しだ。売れない漫才コンビの片割れがスポーツチャレンジ番組で棒高跳びでマスターズ選手権に挑戦!。コンビの片方だけが売れて(もっともレギュラーはこれ一本だが)もう一方は週7でバイト、コンビ組んでる意味無くなってる。誰でも知っているがよくは知らない棒高跳び競技。ポールは国産メーカーは無く輸入品は高額で競技人口も増えない。オリンピック目指す選手と共に切磋琢磨を描く描写は楽しく、国産ポール開発の話しも興味深い。星の数ほどいる漫才コンビのありそうである話。 2026/07/30




