出版社内容情報
南町奉行の密偵を辞めた沢村伝次郎を突然、旧知の北町奉行所の例繰方同心・新妻洋太郎が訪ねてきた。濡れ衣を着せられたまま罪人となっている者を救ってほしいのだという。罪を着せられているのは小網町の塩問屋で働いていた手代。金を貸した相手に、逆に脅されて五十両取り立てられていると訴えられ、牢送りになったという。人の好い伝次郎は、事の真相を調べ始めるのだが……。「船頭」シリーズの伝次郎、新シリーズ待望の第二弾!
【目次】
内容説明
南町奉行所を辞め浪人となった沢村伝次郎の自宅に旧知の北町奉行所例繰方同心・新妻洋太郎がやってきた。聞けば新妻は、小間物屋を脅したとして入牢している知人の潔白を証明してほしいという。依頼を渋々引き受けた伝次郎は調べを始めたものの、出てくるのは不利な証言や証拠ばかりで…。「剣客船頭」「隠密船頭」シリーズから続く渾身の新シリーズ、待望の第2弾。
著者等紹介
稲葉稔[イナバミノル]
1955年、熊本県生まれ。脚本家、放送作家などを経て、’94年、作家デビュー。2020年、光文社文庫「隠密船頭」シリーズが第9回日本歴史時代作家協会賞文庫書き下ろしシリーズ賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ひさか
15
2026年6月光文社時代小説文庫刊。書き下ろし。シリーズ2作目。北町の例繰方同心の新妻の依頼で、入牢している七兵衛の潔白を証明することに。七兵衛を信じる人が新妻をはじめ、多く登場してくるのが面白い。探索に当たっては、与茂七の力を借りるのは無論、今回は千草の合力が大きい。なんとか間に合う形での決着がついたものの、途中の紆余曲折は、はらはらどきどき。救いの神は果たして誰だったのかと考えると、七兵衛に味方する伝次郎、千草、与茂七、新妻、七兵衛の勤め先の人々等、たくさん登場していることに思い至った。2026/07/26
いえのぶ
2
元定廻り方同心が主人公。幼いころからの知人の例繰方同心の頼みで脅迫の罪に問われる手代の無実を明かすために妻や元手下と捜査する。2026/09/18
田舎侍
1
話が行きつ戻りつゆっくり進むのが私には合わなかった。同じ内容が何度も語られる本書は、お年寄り向けなのだろうか。2026/08/18
goodchoice
1
今回も伝次郎の粘り強い探索が身を結ぶ。千草の助けも板についてきた2026/08/05
よっしー
1
人情があり、地道に犯人を捜す姿が心に染みる話でした




