出版社内容情報
『さいごの色街 飛田』など大阪の表裏を書いてきた著者が、十数年前に移住してきた東京での暮らしのなかで出会った「信心」「食」「街のインフラ」などにまつわる大小さまざまな「歴史と文化」の謎を、現場に突撃、関係者・研究者に直撃して、徹底的に取材! いつから始まったのか、どんな経緯で現代に残るのか。東京人も大阪人も知らないそれぞれの街の歴史と魅力を読み解いて、新たな街の姿を見せてくれる傑作ルポ・エッセイ!
【目次】
内容説明
『さいごの色街 飛田』など大阪の表裏を書いてきた著者が、東京に移り住んで出会った面白いこと、不思議なことを東西比較しながら深掘りする、傑作ルポエッセイ!「信心」「食」「街のインフラ」など、暮らしの中で出会う小さな「歴史と文化」の謎を、現場に突撃、関係者・研究者に直撃して、徹底的に取材!東京人も大阪人も知らない街の魅力を詰め込みました。
目次
第一章 富士塚と富士講
第二章 東京の水道水
第三章 東京の緑
第四章 東京の町寿司
第五章 東京の酉の市、大阪のえべっさん
第六章 東と西の佃島
第七章 昆布の東西
第八章 鰻を追いかけて
第九章 東京っぽい神社とは
第十章 弔いの形
著者等紹介
井上理津子[イノウエリツコ]
奈良市生まれ。大阪のタウン紙「女性とくらし」記者を経てフリー。産婆さん、旅、味、酒、人権、遊郭、葬送、本屋、個人商店など、「戦後の庶民史」をテーマにしてきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
NAGISAN
1
『小説宝石』に掲載された取材レポート。現代は「東京で見つけたもの」。著者の作品は定期的に読んだいるが、関西人の好物である東京との比較は、楽しみの一つです。今回は、「水道水」や「緑」などもあり、硬軟織り交ぜた読み物になっている。参考文献の読み込み+取材、大変な苦労です。2026/09/10
Humbaba
1
IT技術の発達によって、情報の格差というものは非常に小さくなった。そのため地域独特の風習というものも廃れるものが増えており、地域差は縮小していると言われることも多い。確かに昔と比べれば差は小さくなったというのは事実なのだろう。ただし、差は小さくなっただけでなくなったわけではないし、細かなやり取りなどで何をしているかはわかっても、なぜそれが良いとされるのかはわからないということも起こりえる。2026/08/11
6
0
△富士塚・富士講、職業や身分、男女の平等の教え。 神田上水:井之頭池〜目白台下、江戸川:目白台下〜飯田橋、神田川:飯田橋〜隅田川。 大阪(軟水)、東京(中硬水)、MgとCa。 2026/07/19
yunyon
0
面白かった~、大学時代、民俗学の授業で、東京の富士講や富士塚の話を聞いたり、フィールドワークに行ったりしたけど、大阪との比較が面白かった。ほかにも、水道水、緑、酉の市、佃島、昆布、鰻、神社、最後は弔いの形まで、東京と大阪の比較から、歴史、今に至る過程と丁寧に取材して、今まさに、その場で生活している人々の声を聞いて書いているから、すっと心に入ってくるし、同じようにいろんな場所を訪ねてみたくなった1冊です。そして、おいしい鰻が食べたい…!2026/07/08




