出版社内容情報
三百万円の慰謝料請求で追いつめられた専業主婦・大越真佐美は、家庭訪問中の教師・水口の荷物から百万円を盗んでしまう。その金は、真佐美の娘・ひなみが、水口を脅して用意させたものだった。さらなる和解金を引き出したひなみは、その金をある配信者に投げ銭し……。カネとインターネットを媒介して繋がっていく「最低」な人物たち。〝自分こそが正義〟――恐ろしくリアルな歪みにページを繰る手が止まらない、極上のサスペンス
【目次】
内容説明
”自分こそが正義”カネとインターネットに呑み込まれる、負のスパイラル劇場、開幕。清々しいほど最低。だから目が離せない。全員破滅。恐ろしくリアルな”歪み”にページを繰る手が止まらない、極上のサスペンス。
著者等紹介
川瀬七緒[カワセナナオ]
1970年、福島県生まれ。服飾デザイナーのかたわら2007年から小説の創作活動に入り、2011年、『よろずのことに気をつけよ』で第57回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。2021年『ヴィンテージガール 仕立屋探偵 桐ヶ谷京介』が第4回細谷正充賞受賞、2022年同作で第75回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)候補、2023年同シリーズ「美しさの定義」が第76回日本推理作家協会賞(短編部門)候補、2025年『詐欺師と詐欺師』が第78回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)候補となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
TAKA
14
こういう終わらせ方は好みじゃなかった。結構面白く読んでいただけに残念。それにしてもどいつもこいつもクズばっかりだな。2026/06/08
らなん
12
川瀬さん24冊目。2026年。切羽詰まった上に、腹黒い人ばかり出てきて、嫌になるかと思ったら、結末が気になり一気読みでした。過去にもネットでやらかした主婦がまた開示請求を受けた。娘は、不登校で、YouTuberに課金しまくっている。心配して訪問してくれる担任も、聖人ではなかった。YouTuberは、騒音その他で隣家と警察沙汰になっている。とにかく、出てくる人皆自分の正義を信じているが故に、モンスター化してる。結末を知りたかったけど、これからというところで終わってしまった。2026/06/11
toshi
9
自分が常に正しいとか、自分のことしか考えていない人達の物語。 主人公が変わりながらの連作短編集風な構成で話が進んでいく。 最後に主要な登場人物が一組の家族に収束してしまうのはちょっと・・・。 でも最後まで面白く読むことができた。 結局犯罪を犯してないのはゆかぴだけなのね。。2026/06/07
みいやん
7
よくもよくもまあくだらない人間ばかり。幸せな気分になった奴はよいとして、スッキリしない終わり方だった。2026/06/18
Naka
5
背徳的なスリルと圧倒的没入感!! 圧倒的な歪みの世界へズドンと没入し、寝食を忘れ、とにかく次のページをめくりたい…と最後まで手が止まらなかった。これほど読書中毒におかされた作品は初めてであり、背徳的なスリルや裏切りがたまらなく心地良かった。 ここから続いていくそれぞれの世界を知れる機会があるのであれば、是非知りたい。2026/05/27
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