光文社新書<br> 地方が溶ける―ふるさと再生の光と影

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光文社新書
地方が溶ける―ふるさと再生の光と影

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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334109790
  • NDC分類 318.6
  • Cコード C0230

出版社内容情報

地域社会やサービスはどのように消失するのか。地方には何が残るのか。政治による分断(広島県安芸高田市)、国を活用する経営戦略(北海道東川町)、民間とのチームワーク(宮崎県小林市)、炭鉱の町の現在(福岡県直方市)、子供たちの変化(埼玉県越生町)、記憶の継承(宮城県女川町)。全国各地で「ふるさと作文教室」を主宰し、自らも「トカイナカ」移住生活を送るノンフィクション作家が記す、今日の地方をめぐる光と影。


【目次】

内容説明

地域社会やサービスはどのように「溶けて」消失するのか。人々は町に何を残し、何を受け継いで、何を変えようとしているのか。―政治による分断(広島県安芸高田市)、国を活用する「町づくり」の戦略(北海道東川町)、民間とのチームワーク(宮崎県小林市)、炭鉱の町の現在(福岡県直方市)、「書くこと」による子どもたちの変化(埼玉県越生町)、災害の記憶の継承(宮城県女川町)。全国各地で「ふるさと作文教室」を主宰し、自らも移住二拠点生活を経験した大宅壮一ノンフィクション賞作家が記す、今日の地方をめぐる光と影。

目次

第一部 石丸伸二が去った後で―広島県安芸高田市ルポ2025(石丸市政で何が起こったか;反対派議員と、市長により解散に追い込まれた観光協会職員の視点;石丸市政を通して賛成派を貫いた熊高昌三議員の視点;石丸市政を批判してきた「市政刷新ネットワーク」副代表の田丸孝二の視点)
第二部 各地の自治体の奮闘(「美しいコバンザメ」をつくりだす積極財政―北海道上川郡東川町;ふるさとキャリア教育の深く長い取り組み―宮崎県小林市;ふるさと愛を醸成する「書く力」―福岡県直方市、埼玉県越生町、宮城県女川町)

著者等紹介

神山典士[コウヤマノリオ]
1960年埼玉県入間市生まれ。ノンフィクション作家。埼玉県立川越高校を経て、信州大学人文学部心理学科卒業。『ライオンの夢―コンデ・コマ=前田光世伝』(小学館)で第3回21世紀国際ノンフィクション大賞(現・小学館ノンフィクション大賞)優秀賞を受賞し、1997年デビュー。『ピアノはともだち―奇跡のピアニスト 辻井伸行の秘密』(講談社)は、2012年度青少年読書感想文全国コンクール課題図書に選定される。佐村河内守事件報道で第45回大宅壮一ノンフィクション賞(雑誌部門)、第21回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞大賞受賞「異文化」「表現者」「アウトロー」「地方創生」をテーマに作品を描き続ける。北斎サミットジャパン代表。ふるさと大好き全国作文協議会事務局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

63
読みやすい1冊。前半は安芸高田市の石丸市政とその顛末を、丁寧な現地取材で再構成する。颯爽と登場した若手市長が、SNSを利用して議会と対立、それをYOUTUBERたちが閲覧数稼ぎで次々とあげ、市政の混乱と住民の分断が進む様子は恐ろしい。後半は著者が回った東川、小林、直方、越生、女川の各地の様々な取り組みの紹介で、東川の「美しいコバンザメ」、小林の方言標準語か作戦など、行ったことのある場所だったので興味深かった。直方の石炭資料館も好きな場所だし。ただ、女川の項で原発交付金の話が出てこないのはやや疑問に感じた。2026/05/30

よっち

22
華やかなスローガンと地方消滅の危機感が同時に叫ばれる現代の矛盾について、ノンフィクション作家が取材した1冊。 石丸伸二が去った後に残された広島・安芸高田市の政治的分断、北海道・東川町の国策活用、宮崎・小林市の民間連携、福岡・直方市の炭鉱後遺症、埼玉・越生町の子供たちの変化、宮城・女川町の記憶継承など、トカイナカ移住生活を送る視点から再生の代償や地域社会の現状を取材する中で、感情論ではなく具体的事例をもとに浮き彫りにしていて、「ふるさと」という言葉が誰にとっての何を意味するのかいろいろと考えさせられました。2026/06/14

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