出版社内容情報
夜叉萬こと北町奉行所の隠密廻り同心・萬七蔵は、川口宿近くで見かけられたある男が、二十年前の商人殺しの下手人ではないかとの情報を得てその探索に携わることに。男を追う過程で明らかになる殺しの背後。そして追いつめられた男・銀狐の新左との対面。哀愁が切々と押し寄せる傑作シリーズ第11弾。
【目次】
内容説明
北町奉行所の隠密廻り同心・夜叉萬こと萬七蔵は、十八年前の殺しの下手人らしき男が川口町近くで見かけられたという証言を得、真偽を調べ始める。一方、領家村のお蕗は、荒川に浮く渡世人を助け家に迎え入れていた。過去の知れない男と、十八年前、さらに遡って起きた納戸頭の改易事件が絡まり合い、運命が密かに動き出す―。哀切が押し寄せる傑作シリーズ十一弾。
著者等紹介
辻堂魁[ツジドウカイ]
1948年高知県生まれ。早稲田大学文学部卒業後、出版社に勤務。退職後、本格的に執筆業に入る。江戸情緒、人の情、そして迫真の剣戟あふれる作風には定評があり、人気沸騰中の作家である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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やま
41
北町奉行所隠密廻り方同心・萬七蔵の活躍の物語です。 時は、文化六年(1809)。 二十八年前に江戸城の納戸頭・土方吉右衛門が斬首、土方家は改易となる。事件は、重きお役目である納戸頭が不正を行ったと。土方は、常に江戸城出入の三家の大店と相談しながら進めていたが。その三家にはお咎めがないどころか、その後に就いた納戸頭にも重用されて取引を進め江戸でも有数の大店となる。 十八年前、土方吉右衛門の嫡子新左衛門が、三家が密談している船宿に踏み込み、三家の主を斬り殺して逃走したという事件が起きる。2026/05/30
coldsurgeon
5
十八年前の商人3人惨殺事件をの下手人が、その姿を垣間見せた機会に、隠密同心がうごく。物語を追えば、その下手人の生い立ちがわかり、なぜ3人を殺さなければならなかったの理由を追い求める探索となった。下手人が捕らわれることなく死亡してしまったので、一番の謎が残ったままとなった、世の中の流れからすれば、それが当たり前なのかもしれない。 2026/05/10
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