出版社内容情報
今読みたいミステリー作家陣による、全編書き下ろしの超豪華アンソロジー「Jミステリー」。第8弾も最前線で活躍する作家たちが競演!
日本ミステリーの旬が詰まった一冊!『Jミステリー2025 FALL』登場。
今回の執筆陣は、誉田哲也、葉真中顕、真梨幸子、荻堂顕、五十嵐律人、中山七里、の六人。人気作家の極上の読み心地をご堪能ください。
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
120
全編新作書下ろしが嬉しくて楽しみなシリーズ。執筆陣の顔ぶれだけでご飯が食べられそう(笑)誉田さんは姫川か?と思ったらメインは魚住(姫川も出てるけど)うん、これが魚住って感じ。ラストはそう言う「それ」だったのね。葉真中さんのはラストの皮肉?視たくなかったよね。魂の21 グラムはメモしておきたい。ラストは中山さん、秋山善吉工務店が出来た頃の昭和があったが、後味が苦い。このシリーズは読後に「もっと!」長編が読みたくなっちゃって困る。 2025/11/05
タイ子
71
春と秋に刊行される書き下ろしミステリー。トップを切るのはいつものごとく、誉田さんの「姫川玲子」。と、いうより主体は魚住久江なんだけどね。立てこもり事件発生で早速任命されたのは姫川さんではなくて魚住さん。犯人と人質の関係を調べると面白いことが浮かんできて、そんなこともあるのね~って思わせる決着の仕方。中山七里さんの「秋山善吉工務店 昭和編」で久しぶりの善吉さん。もっとも、善吉さんがまだ若くて大工の1人棟梁になったばかりの頃の話。男堅気は昔から変わらず。他の作品も楽しめるけど、満足度は100%にあらず…かな。2025/10/18
akiᵕ̈
25
お初の方もいたけど、お馴染みの顔ぶれに久しぶりに手に取ったシリーズモノ。1番手の誉田さんで出鼻をくじかれ、次の葉真中さんも最後のオチのつけ方はらしいといえばらしく、七里さんは、信仰宗教に取り憑かれた母に翻弄された家族の話で殺人は起きず、真梨さんのしれっと感、五十嵐さんのさすが法を知り尽くしている感が唯一読み応えがあったかな〜といった感じで、総じて物足りなさが否めない読後。2025/10/13
drago @地震対応中。
24
①それはない:誉田哲也。◎ ②21グラム:葉真中顕。△ ③キアッソスキーム:真梨幸子。○ ④コンカフェ探偵ロゼ:荻堂顕。△ ⑤万藤の灯火:五十嵐律人。△ ⑥秋山善吉工務店昭和編:中山七里。× ◆マイベストは①。姫川玲子と魚住久江が登場する絶品。立て籠もり事件の解決過程がスリリングで、やはり姫川シリーズは別格の面白さ。 ◆その他は、どれも今一つ。特に⑥は、新興宗教問題が完全解決しないままで中途半端。これじゃ短編小説とは言えない。 ◆感覚的には1勝1敗4分かな…。 ☆☆☆ 2025/11/20
ひさか
23
誉田哲也:それはない、葉真中顕:21グラム、真梨幸子:キアッソスキーム、荻堂顕:コンカフェ探偵ロゼ、五十嵐律人:万藤の灯火、中山七里:秋山善吉工務店昭和編、の6つの書き下ろしミステリアンソロジーを2025年10月光文社文庫刊。好みは、コンカフェ探偵ロゼが1番、秋山善吉工務店昭和編が2番というところ。2025/11/30




