出版社内容情報
座敷童、河童、雪女、鬼、神隠し――誰もが知る伝承にまつわる五つの怪異譚。
それは、常識を遥かに超えた、おぞましい現実だった。一度でもそれに関わってしまったが最後、決して逃れることはできない。
本書で語られる体験談は、あなたを民俗伝承の底知れぬ闇へと引きずり込む。
知ってはいけない、見てはいけない。だが、もう読む前のあなたには戻れない――。
伝承は警告する。決して深入りしてはならない領域があると。
【目次】
内容説明
座敷童、河童、雪女、鬼、神隠し―誰もが知る伝承にまつわる五つの怪異譚。それは、常識を遙かに超えた、おぞましい現実だった。一度でもそれに関わってしまったが最後、決して逃れることはできない。本書で語られる体験談は、あなたを民俗伝承の底知れぬ闇へと引きずり込む。知ってはいけない、見てはいけない。だが、もう読む前のあなたには戻れない―。
著者等紹介
三津田信三[ミツダシンゾウ]
奈良県出身。2001年、『ホラー作家の棲む家』でデビュー。’10年、『水魑の如き沈むもの』で第10回本格ミステリ大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
159
三津田 信三は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。本書は、有名な妖怪をテーマにした怪異譚連作短編集でした。しかし雪女が、子供を10人も産むのは、未だに謎です。 雪女は、S●X依存症なのでしょうか❓ https://books.kobunsha.com/book/b10146823.html2025/11/06
ちょろこ
120
徹底した一冊。ホラーミステリがお得意の三津田さん。今回はそのミステリの部分を取り払った、ホラーに徹底した怪異潭。座敷童、河童、雪女、鬼、神隠し…日本の定番の伝承だからすんなり入り込めるのが先ず良かった。興味深い考察からの体験談。感じる違和感が次第に恐怖に変わり、気づいた時には後戻りできない。その一連の描き方はさすがの職人技。怖さはもちろん、首に髪の毛が一本だけまとわりつき、なかなか取れないような気持ち悪さもたまらない。もしも怪異に選ばれてしまったらこういう末路を辿るしかないのか…恐怖の寒波に襲われた気分。2026/01/15
KAZOO
118
久しぶりに三津田さんの作品です。今までの趣向とは異なり「座敷童」「河童」「雪女」「鬼」「神隠し」という題材がメインにはなっていますがそれそのものが出てくるわけではなく実際にあったような話でじわじわと怖さが読んでいて迫ってきます。いま内藤了さんの「よろず建物因縁帳」シリーズを読んでいるのですがこれはあくまでエンターテイメントということであまり怖さは感じないのですが、この本はかなり怖さがあります。「河童」はどちらかというとカワウソを思わせて、夢枕獏さんの最初のころの「陰陽師」を思い出しました。2026/02/02
yukaring
76
“それ”に関わってしまった人間はもう戻れない。怪異は必ずあなたを連れ去りに来る、どれだけ時が流れようとも…。久しぶりにシンプルにゾクゾクさせられる怪異譚。ミステリ要素がない分、純粋な怪談としての恐怖を満喫できる。いつの間にかひとり増えている不思議「座敷童」田舎の河原での不穏な出来事「河童」出会ったことを口外してしまったら最後「雪女」蓑を着て笠をかぶり海から上がってくる「鬼」そして神隠し―有名な民俗伝承の存在と遭遇してしまった人々のおぞましく理不尽な体験談。そして彼らが迎える結末とは…。読み応え充分な1冊。2025/11/28
sin
62
妖怪と云う存在が具象化され、TVなどで扱われるその様になんだか怖さを感じなくなって久しいのだが、人知の及ばぬモノはやはり恐ろしいと認識を新たにした。常の作品であれば怪異が起こった後の検証なり、何らかの答えが用意されているのが作者の作品の傾向であるように思っていたのだが、ここでは先ず取り上げる妖怪についての考証がなされ、それに類するであろう体験談へとバトンタッチされる。座敷童、河童、雪女、鬼…それぞれ既知の存在だったはずの妖怪が体験談の果てに未知に戻り、新たに恐怖へと昇華される。まさに『妖怪怪談』であった。2025/10/05
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