鎌倉茶藝館

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鎌倉茶藝館

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  • サイズ 46判/ページ数 336p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784334107468
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

夫も仕事も失い、生きる気力をなくした美紀。最後の旅のつもりで訪れた鎌倉の片隅で、台湾茶カフェ「鎌倉茶藝館」を見つけ、魅入られ、働き始める。お茶や着物、古都の穏やかな日常に触れ、明るさを取り戻す美紀。そんな彼女に、年齢も性格も違う二人の男性が好意を持ち始めた。
今の私に必要なのは、安らぎ? それとも、灼けるような想い? ――苦みを知るから、決められない。
名手が描く、大人の恋。


【目次】

内容説明

夫と死別。勤務先も倒産し、生きる気力を失った美紀。最後の旅先に選んだのは、青春の記憶が残る鎌倉。しかし思い出の地の山中で道に迷い、美紀は古い洋館の台湾茶カフェ「鎌倉茶藝館」に飛び込む。そしてそのたたずまいとオーナーの老マダムに惹かれ、働き始める。お茶。着物。古都の日常。心うるおす文化や人々に触れ、美紀は前向きな気持ちを取り戻す。―そんな彼女に、まったく違うタイプの男性二人が、同時に好意を持ち始めた。名手が描く、大人の女性の戸惑いと決断。

著者等紹介

伊吹有喜[イブキユキ]
三重県生まれ。中央大学法学部卒業。2008年『風待ちのひと』でポプラ社小説大賞特別賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

225
伊吹 有喜は、新作中心に読んでいる作家です。本書は、古都 鎌倉を舞台にした年の差恋愛譚、最期にサプライズが欲しかった気がします。鎌倉が舞台の恋愛小説、故 立原正秋をふと想い出しました。 https://books.kobunsha.com/book/b10144765.html2025/09/30

bunmei

147
古都鎌倉にある台湾茶屋の鎌倉茶藝館を舞台とした大人の恋物語。深い香と味わいの台湾茶、美しい着物、鎌倉の風情を重ねながら、40代の女性を巡る2人の男性との繊細な恋模様。夫を亡くし、勤務先も倒産して先の光が見い出せない美妃が、偶々入り込んだ茶藝館。そこのマダムや中国茶に魅入られて、穏やかな時の流れの中で、傷ついた心を癒していく。そんな美紀の前に、性格も年齢も違う2人の男からアプローチを受けるが、なかなか踏み出せない戸惑いが纏わりつく。40代女性の再燃する女としての昂ぶりを、穏やかで美しい筆致で綴られている。 2025/10/30

あすなろ@no book, no life.

130
鎌倉と茶と着物の濃厚な薫りに包み込まれる大人の恋愛小説であった。正直、これらのどれも知らぬ世界。唯一仄かに分かるのは、男の着物の色は地味で抑制が効いていて、その分裏地や長襦袢に凝った色柄を施すという部分。男性のオーダースーツと同じ心理である。この辺りは正に大人の世界。また、考えれば珈琲に凝るのも茶道に多少は近いのか。転じて大人の恋愛。歳だけは登場人物等に近い事もあり、様々な非日常の薫りを夢想しながら恋愛も夢想し、来する老いを予感し、居場所を見つけて行く。そんな揺蕩う独自の世界観を愉しめた。それを愉しむ作品2025/11/09

道楽モン

125
台湾茶と和服という著者自身の愛する伝統文化を背景に、新しい恋愛の中で失った自尊心を取り戻すアラフォー女性の再生物語。鎌倉が舞台というのも伊吹有喜らしさが全開で大歓迎なのだが、中心となる三角関係の仕組みに、どうにも魅力が感じられない。何やってんだか主人公。何やってんだ息子。まあ選択の誤りは大人としての未熟さの表現なのだろうが、たどり着いた地点は彼女の成長よりもむしろ周りの大人たちからのバックアップに依存している感じ。伝統文化を託すマダムが、彼女を後継者として選んだ理由の説得力が弱い。脇役の方が魅力的だし。2025/09/19

R

114
40を超えた女性に訪れる最後かもしれない恋の話。と書いたものの、本当にそうだったかというと自信がないのだが、台湾茶を扱いながら、少し込み入った男女の事情がもつれていき、そうやって過ぎていく時間が茶藝館の主を形作っていくように色々な終わりと始まりに向かっていく。現在形で思い出を作っていくような展開が、年齢と人生を否応なく考えさせられるのだが、生きていくとはそういうことだよなと感じた。2025/10/07

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