出版社内容情報
元刑事の私立探偵、椎名留美。山形で娘と二人暮らし、どんな依頼も断らない。ある日、知り合ったホテル従業員に、行方不明の息子の捜索を依頼される。住まいに残された物を調べた留美は、ある女性に辿り着く。地域に密着した活動で知名度を上げた彼女は、市議会選への出馬が噂されていた。誰が失踪人の手がかりを握っているのか。タフなシングルマザー探偵が、再び立ち上がる。
【目次】
内容説明
どんな依頼も断らない元刑事の私立探偵、椎名留美は山形で娘と二人暮らし。ある日知り合ったホテル従業員に、行方不明の息子捜しを依頼される。部屋に残された物を調べた留美は、ある女性に辿り着く。地域に密着した活動で知名度を上げて、市議選への出馬が噂される彼女が、失踪人の手がかりを握っているのか―。タフなシングルマザー探偵が再び立ち上がる。
著者等紹介
深町秋生[フカマチアキオ]
1975年、山形県生まれ。2004年、「果てしなき渇き」で第3回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
門哉 彗遙
5
東北弁の探偵ものって初めて読んだ。やっぱり方言っていいなぁ。東北弁のおかげで、暴力的な場面も多々あるが、どことなくマイルドになって且つリアリティを感じるのだ。主人公が地に根を張って生きようとしている姿も見えてくる。人物造形もしっかりできていて、愛すべきキャラクターになっている。そして最後の大どんでん返し。これぞダガー賞に相応しいと思うけど、翻訳したら東北弁の良さが伝わらんしなぁ。2025/08/13
こいきんぐ
1
シリーズ二作目、行方不明者の捜索から始まり背景に迫って行くけど終わってみたらわかったけど綺麗に内容がまとまってたしわからなかった。とりあえず麗最高2025/08/24
cocomatsumoon
0
前作(探偵は女手ひとつ)が面白かったので待っていた!待ってた甲斐があった。そう思える面白さだった。全く知らない方言がするする理解できる、それくらいお話に没頭できた。アウトローでもなく超人でも無いけれど、人情の機微を体感理解できるのは強みだと思う。親と子、なかなか難しいな。2025/08/15
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