本当の赤ずきん―こどもは読んではいけません

ジャルベール，フィリップ【著】〈Ｊａｌｂｅｒｔ，Ｐｈｉｌｉｐｐｅ〉/滝川 クリステル【訳】

光文社（2025/06発売）

• サイズ A4変判／ページ数 36p／高さ 31cm
• 商品コード 9784334106805
• NDC分類 E
• Cコード C8798

出版社内容情報

赤ずきんとオオカミ、それぞれの視点から同時並行で話が展開する新感覚絵本です。滝川クリステルさんがはじめて絵本を翻訳しました。「現代には狡猾で、大人でさえもなかなか気づけない闇がある。だから、大人がこどもたちに“危険”を伝えることを諦めてはいけません。絵本には、シンプルにメッセージを伝える力があります。大事な宝物を守るために、読み聞かせましょう」と、親子で話し合うきっかけにしてほしい絵本。


【目次】

内容説明

赤ずきんとオオカミ、それぞれのまなざし、それぞれの冒険。再解釈される、幼き悪夢。知らない大人の甘い言葉、優しい誘いにご用心…。それぞれの視点で同時に進む新感覚童話！グリム以前のオリジナル「赤ずきん」。どうしても読みたい？それなら、自分を大切に守ってくれている大人の人と一緒に読みましょう。

著者等紹介

ジャルベール，フィリップ［ジャルベール，フィリップ］ ［Ｊａｌｂｅｒｔ，Ｐｈｉｌｉｐｐｅ］
トゥールーズ大学で歴史と美術を学んだのち、絵本作家・イラストレーターとして、さまざまな児童書出版社で活躍中。また、雑誌や広告のイラストも手がけながら、現在はトゥールーズ＝ル＝ミライユ大学で応用美術の講師も務めている

滝川クリステル［タキガワクリステル］
１９７７年、フランス生まれ。青山学院大学文学部フランス文学科卒。Ｊ‐ＷＡＶＥ「ＳＡＵＤＥ！ＳＡＵＤＡＤＥ…」のナビゲーターを務めるなど、メディアで幅広く活躍中。「一般財団法人クリステル・ヴィ・アンサンブル」を設立し、動物保護・生物多様性保全に尽力している（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[starbro]

表紙絵と滝川 クリステル 訳ということで読みました。 現実は危険がいっぱい、オオカミは怖いという事です🐺🐺🐺　子供も読んで良いと思います（笑） https://books.kobunsha.com/book/b10137312.html

2025/07/01

[とよぽん]

読友さんの感想と表紙の「目」に惹かれて。「ママ、いってきます！またあとで！」と元気に出かけた赤ずきんちゃん。歌を歌いながら森の中を進む。途中、出会ったシカや小鳥に気を付けてと注意していた赤ずきんちゃん。ラストの方は、本当にお世辞を言っていたの？　これが、本当の「赤ずきん」なの？　私には疑問がたくさん残った。絵も文もページ割りも、考え抜かれた仕様になっている。

2025/10/22

[どあら]

図書館で借りて読了。う〜ん、いまいちかしら…。

2025/09/25

[たまきら]

…？何が言いたいのかちっともわかりませんでした。「こどもは読んではいけません」とあるのに、「自分を大切に守ってくれる大人の人と一緒に読みましょう」？啓蒙したいメッセージが分からないのにオトナにいきなり振られても…説明できる自信が全くありませんでした。ん？訳した人って「おもてなし」のひと…？

2025/10/23

[gerBera．m]

なかなか面白い試みです。やはり本家本元をしっかり読んでからでないとこの面白さは分かりませんが、しっかり頭に入っている方は誰でも楽しめます。しかし、ハッピーエンドの逆ですので要注意。「これが子どもは読まないで」という文言の原因？狼🐺赤ずきんの二つの視点で進みます。実況中継のように物語が進みます。相手の顔をしっかり確認して欲しいです。赤ずきん、、、

2025/10/05