出版社内容情報
高校時代からの友人4人組。卒業後、10年経った今もつるんでバカをする仲間だが、彼らが秘密裡にハマっているのが〈リゼル13〉という未知のドラッグだった。その後、販売にも手を出してしまう4人。国分町を牛耳るヤクザに目をつけられた彼らは、次第にアウトローの世界に引きずり込まれていく。非情なヤクザと非情になれない素人たち、その対立は予想もしない展開に……。〈リゼル13〉に翻弄される男たちの末路を描く仙台ノワール。
【目次】
内容説明
高校時代からの付き合いで、卒業後十年経った今もつるんで馬鹿をする四人の男たち。彼らが密かにハマっているのが〈リゼル13〉という未知のドラッグによるトリップ体験だった。いつしか、販売に手を出した四人は、仙台・国分町を牛耳るヤクザに目をつけられ、次第にアウトローの世界に引きずり込まれていく。非情なヤクザと非情になれない素人たち、その対立は予想もしない展開の序章だった。日本ミステリー文学大賞新人賞受賞後第一作。
著者等紹介
柴田祐紀[シバタユウキ]
1974年、秋田県生まれ。2023年、『60%』で第26回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
rosetta
27
★★★★☆デビュー第2作、やはり仙台を舞台にしたノワール。高校同期の南原、佐崎、水間とニコ下の柏木はそれぞれ自動車修理工、ジュエリーデザイナー、ドイツ車パーツ輸入会社員と正業をもちながらいつもつるんでいる。柏木のバイト先のバーでリゼル13という新種のクスリに手を出したのが転落の始まりだった。地元のヤクザに目をつけられ追い詰められる。暴排条例や暴対法の厳しい現在にこんな派手な立ち回りができるのかというリアルな疑問は置いておいて、ヤクザの上下関係、親子の確執、挟まれる暴力シーンなど読みどころ満載2025/09/24
TI
10
リゼル13という新ドラックを使うだけでなく売り出した挙げく地元暴力団と揉める話。展開がスピーディーで面白い。2025/07/22
オオイ
4
仙台市での新しい覚醒剤を巡る中学時代からの4人の男とヤクザでのトラブル、テンポ良く読めるが好き嫌いがある本。2025/08/03
けんたん
3
リゼル13という名の薬と出会い、運命に翻弄される佐崎、柏木、ボッシュ、南原。そこに対峙するのがヤクザの吉住や河合、崔。思惑絡まり最後は黒幕はあなた? 2025/08/14
khapphom
3
面白く読めました。アマレスの描写がちょっと違うのが惜しい。2025/08/11
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