光文社古典新訳文庫<br> 三十棺桶島

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光文社古典新訳文庫
三十棺桶島

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  • サイズ 文庫判/ページ数 608p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334106478
  • NDC分類 953
  • Cコード C0197

出版社内容情報

悪名高い伯爵と結婚した末に、幼い息子と実父を一度に失う悲劇に見舞われたヴェロニク。十四年後、彼女は悲しみを忘れるべく遠くの町で働き成功していたが、偶然見た映画の一場面で、見知らぬ土地の小屋に自分のサインが刻まれていることに気づく。探偵の情報をもとにその小屋に行ってみると、中には男性の遺体が! それは新たな惨劇の始まりに過ぎなかった。不吉な伝説と企みに満ちた島を舞台とした、怪盗ルパンシリーズの傑作。

内容説明

偶然見た映画の一場面で、見知らぬ土地の小屋に自分のサインが刻まれていることを知ったヴェロニク。小屋を探し出して訪ねてみると、中には男性の遺体が!だがそれは恐ろしい惨劇の序章に過ぎなかった。不吉な伝説と企みに満ちた島を舞台とした、怪盗紳士ルパンシリーズの傑作。

著者等紹介

ルブラン,モーリス[ルブラン,モーリス] [Leblanc,Maurice]
1864‐1941。フランス、ノルマンディ地方の中心都市ルーアンで、裕福な石炭商の家に生まれる。法律の勉強をするためにパリに出るが、『ジル・ブラス』などの有力日刊紙に寄稿しながら小説家の道を歩み始める。1905年にルパン物の第一作となる短編「アルセーヌ・ルパンの逮捕」を発表。これを含むルパン物の9短編を収めた単行本『怪盗紳士アルセーヌ・ルパン』は大ヒットとなる。以後、『奇巌城』『813』『水晶の栓』『金三角』などの傑作長編を次々に発表し、世界中に熱狂的な読者を獲得した

中条省平[チュウジョウショウヘイ]
1954年生まれ。2025年まで学習院大学教授。仏文学研究のほか、映画・文学・マンガ・ジャズ評論など多方面で活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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だるま

15
この作品、子供の頃ポプラ社のルパン全集で読んだが、あのシリーズは南洋一郎氏の創作が大幅に入っているので、感覚的には初読み。冒頭から残酷なシーンの連続で面食らう。殺人に次ぐ殺人。シリーズの中では『813』も連続殺人を扱っていた筈だが、それとは比べ物にならない位の大量殺人で戸惑うばかりだった。ルパンの登場はかなり後半で、そこからようやく面白みが出てきたが、前半でウンザリしてしまったので低評価。古典新訳文庫の一冊だけど、他の作家(モーパッサンとかカミュとか)は代表作ばかりなのに、ルブランがこの作品なのは何故? 2025/06/17

しゅー

10
★★「ルパンか、久しく読んでないなぁ」と思いながらの古典新訳文庫。しかも残虐さがこの上ない本作品。昔は気づかなかったけれど、第一次世界大戦が背景にあると聞いて納得。突然、殺戮の嵐に巻き込まれる登場人物の心境は著者の経験から?これも初読時は見落としていたモーリス・ルブランのドイツ嫌いと合わせて未曾有の惨事が人々に与えた傷の深さを知る。それにしても、不確かな予言や伝承を根拠に殺戮を繰り広げる悪人の存在とか、彼が望んだ「神の石」の正体とか、第二次大戦を暗示してませんか?時代がかった作風が一周まわって新鮮だった。2025/06/24

読書一郎

9
懐かしのルパンもの。かなりマイナーな本作がなぜか新訳で刊行されました。前半は読んでいて引くほど陰惨で残酷。理由もわからないまま、バタバタと人が殺されてゆきます。後半、ルパンが出てくると雰囲気が一変。さすが千両役者という感じでした。全体を通して、普通に楽しめるとはとても言えない小説でしたが、翻訳された中条先生の解説を読んで納得。第一次大戦という異常な状況が作風に反映している、と。中条先生の解説は、横溝正史に与えた影響なども考察されていて興味深かったです。新訳のでていない『813』もぜひ翻訳していただきたい。2025/05/20

モーリス

1
よくもまぁ、こんな大風呂敷を畳んでいけるなぁと感心する。100年前にこんな娯楽小説があったらそりゃ人気になりますよね。それにしても、古典新訳文庫でルパン物の最初がこれか。いくらなんでも渋すぎるでしょう。813とか奇岩城あたりの王道も新訳で読みたいんだけど、出してくれないかな。2025/06/17

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