出版社内容情報
悪名高い伯爵と結婚した末に、幼い息子と実父を一度に失う悲劇に見舞われたヴェロニク。十四年後、彼女は悲しみを忘れるべく遠くの町で働き成功していたが、偶然見た映画の一場面で、見知らぬ土地の小屋に自分のサインが刻まれていることに気づく。探偵の情報をもとにその小屋に行ってみると、中には男性の遺体が! それは新たな惨劇の始まりに過ぎなかった。不吉な伝説と企みに満ちた島を舞台とした、怪盗ルパンシリーズの傑作。
内容説明
偶然見た映画の一場面で、見知らぬ土地の小屋に自分のサインが刻まれていることを知ったヴェロニク。小屋を探し出して訪ねてみると、中には男性の遺体が!だがそれは恐ろしい惨劇の序章に過ぎなかった。不吉な伝説と企みに満ちた島を舞台とした、怪盗紳士ルパンシリーズの傑作。
著者等紹介
ルブラン,モーリス[ルブラン,モーリス] [Leblanc,Maurice]
1864‐1941。フランス、ノルマンディ地方の中心都市ルーアンで、裕福な石炭商の家に生まれる。法律の勉強をするためにパリに出るが、『ジル・ブラス』などの有力日刊紙に寄稿しながら小説家の道を歩み始める。1905年にルパン物の第一作となる短編「アルセーヌ・ルパンの逮捕」を発表。これを含むルパン物の9短編を収めた単行本『怪盗紳士アルセーヌ・ルパン』は大ヒットとなる。以後、『奇巌城』『813』『水晶の栓』『金三角』などの傑作長編を次々に発表し、世界中に熱狂的な読者を獲得した
中条省平[チュウジョウショウヘイ]
1954年生まれ。2025年まで学習院大学教授。仏文学研究のほか、映画・文学・マンガ・ジャズ評論など多方面で活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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