出版社内容情報
特殊な能力を持つ兄妹、悠希と水月のマンションに、ある晩、新宿署の刑事・魚名がやってくる。魚名には、何者かによって強力な呪術がかけられていた。魚名を襲った「蠱」とは? 禍々しい呪術を操る人物を探ろうとする悠希だが、そこに立ちはだかったのは親しい者の死だった――。新宿の街に蠢く闇と、闇を祓い生きようとする人々を描く傑作呪術小説、第二弾。
内容説明
特殊な能力を持つ兄妹、悠希と水月のマンションに、ある晩、新宿署の刑事・魚名がやってくる。魚名には、何者かによって強力な呪術がかけられていた。魚名を襲った「蠱」とは?禍々しい呪術を操る人物を探ろうとする悠希だが、そこに立ちはだかったのは親しい者の死だった―。新宿の街に蠢く闇と、闇を祓い生きようとする人々を描く傑作呪術シリーズ、第二弾。
著者等紹介
加門七海[カモンナナミ] 
東京都生まれ。多摩美術大学大学院修了。美術館の学芸員を経て、1992年に『人丸調伏令』で作家デビュー。オカルト・風水・民俗学などに造詣が深く、伝奇小説、フィールドワーク作品を中心に活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
96
          
            加門さんの新シリーズの第2作目で「黒爪の獣」に続くものです。前回も登場した新宿警察署の刑事が意識不明のような状態で主人公の兄妹のもとにたどり着きます。その原因を探ろうとするも歯がゆい感じでなかなか真相にたどり着けません。その後も親しい人物が亡くなったりしますがやはり主人公や刑事の力によって解決します。イメージとしては東洋版クトゥルーのような気がしました。2025/05/17
          
        ミエル
29
          
            前作の続きが気になって翌日にこちらも読み終えた。このシリーズは私の知っている加門七海らしくない所が面白い。そして心霊の類ではない呪いをテーマにしたオカルトファンタジーと言うのも、普段読まないジャンルなので目新しい。犬の式神風なものなら、術師じゃなくても扱えると言うのは、ちょっとうらやましい笑 続きがあったら読みたい作品。2025/09/16
          
        あられ
16
          
            おもしろかった\(^o^)/ 前作を読んでおいてよかった〜 刑事の魚名が瀕死の状態で悠希と水月のマンションにたどり着く、一体何があったのか。。。蠱毒と蠱師に挑む! 魚名の部下・山本がいい味出していた(笑) 蠱毒を孤独と取り違えたり、下の名で呼んだら、そういう関係?、と思ったり。あと、鑑識課の安達もいいキャラ♪ 何人も人が死に、辛い場面もあるが、乗り越えていってもらいたい。魚名と悠希と水月、3人で美味しいごはんが食べられますように。願わくは、なるべくはやく続きが読めますように。2025/05/25
          
        meow3
15
          
            蠱の姿がグロくてグロくて。でも実際に呪いを形にしたらこんな形してそう。加門さんが書くと呪術がめちゃくちゃリアルで怖いです。2025/07/02
          
        5〇5
11
          
            穢れを見る呪術師の兄と、神獣に憑かれた占い師の妹。この二人に関わるのが、新宿署の刑事。今回は「蟲毒」に纏わる事件に巻き込まれていくんだよね。兄妹が背負う業が少しずつ明かされていって、その苦悩がじんわりと伝わってきたね。でも、なんといってもこの3人のキャラと、微妙な関係性が魅力的だよね。闇を祓う存在でありながら、負の呪詛を背負っているヒーロー像。この設定にグッとくるね。(K)2025/08/05
          
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                  - 電子書籍
 
- 四角な船 新潮文庫



 
               
              


