わたしの言ってること、わかりますか。

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わたしの言ってること、わかりますか。

  • 伊藤 亜和【著】
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  • 光文社(2025/04発売)
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  • サイズ B40判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334106287
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

新進気鋭の文筆家による、言葉にまつわるエッセイ集。セネガル人の父を持つ「ハーフ」ゆえに日本語に執着してしまうという著者。“それでも、私は日本語が好きだった。椎名林檎の歌が好きで、谷川俊太郎の「信じる」が好きで、男の人がふと漏らす「あら」の響きが好きだった。日本語は美しいと、感じることができる自分が好きだった”――残酷でやさしくて美しい言葉との邂逅を独自の視点ですくい上げ、唯一無二の世界を紡ぎ出す。

内容説明

私の言ってること、わかりますか。今、どれだけの人が私の言葉を抱き留めてくれるだろう。この世界が真っ暗闇になって、お互いの姿形がわからなくなったとしても、私が選んで口に出した言葉で私だって気づいてくれる人が、一体どれだけいるのだろう。言葉たちへの恋心に混じってしまった数滴の薄暗い疎ましさ。血は今日も心臓を巡り続けて、私は言葉を書いている。もっと知りたい。こんなとき、貴方になんと伝えようか。もっと聞きたい。貴方はなんて言ってくれるのか。この身体には美しい言葉たちが巻きついて、私はもう、どこへだって逃げられないのだ。

目次

言葉
渋谷、泣き上戸
へい拓ちゃん
「ありがとう」の呪い
世の中に人の来るこそうるさけれ とはいふもののお前ではなし
傷つきました
成人の日~みんなおばさんになるよ~
タカイタカイオババ
後遺症
しつこいナンパ
慰めの技術について
積み木の塔
声は小さい、気は強い
ちゃっかしいの謎
自慢じゃないけど
黒人好きならエロい歌歌えばいい
復讐
言葉は歌なり歌は言葉なり
libert´e
アイゴヤ
くさい
あんたみたいな
絶句
愛しの津軽
同じ名前
地頭が良い
スープカレー屋
無口な客
わたしはわたし
「呪い」と誰かが口にする

著者等紹介

伊藤亜和[イトウアワ]
1996年横浜市生まれ。文筆家。学習院大学文学部フランス語圏文化学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

メタボン

25
☆☆☆☆ 著者は父がセネガル出身のハーフ。小さい頃から抱えて来た「ハーフである葛藤」に関する題材が多いエッセイ集。独特の視点が「読ませる」エッセイになっている。「黒人好きならエロい歌うたえばいい」にグッときたし、不思議な魅力を感じた。2025/09/24

阿部義彦

18
山田詠美さん経由で知り、前著『アワヨンベは大丈夫』でファンになった、ハーフモデルにして、文筆家の伊藤亜和さんの新刊。光文社新書なのですがハードカバーで鶯色の和な感じの装丁、センス良すぎです。さてこの本でこそ、彼女の日本語での修辞法、表現力に正しく瞠目する事になりました。元々肌の色等がコンプレックスで引っ込み思案で声も小さいくて、仲間はずれにされていましたが、英語は苦手でも日本語は達者で、ショック療法でガールズバーで働いてた日々。『ただ、「綺麗だね」と言って貰える様に、私は言葉を誰かと一緒に使いたい。』2025/04/26

FuSa

7
読んでいると時々、心の奥深くに埋めた黒歴史の思い出袋をぎゅぅっと鷲掴みされた気分になる。2025/05/26

蝶子

7
亜和さんのエッセイ三冊目。すっかりファンになっちゃった。「黒人好きな男」の罪深さ、でも「気にしない」と言われるとそれはそれでもやもやしてしまう、などなど、本人じゃないとわからなさそうな悩みをわかりやすい言葉で説明してくれるのでとても読みやすく、父親も母親も日本人の私でもなんとなく共感してしまう不思議。。特に他人に「気にしてないよ」と言われるとこっちの悩みがなかったことになってしまい腹が立つことはある。IQが80台だったというエピソードは、IQはあてにならないなと思った。2025/05/07

ナオミ

4
20代後半だった頃を思い出した。自分は一生自分と付き合っていくしかないから、いつまでもグラグラと不安定。容姿の美醜に敏感で、他者と才能や実力の差異に打ちひしがれる感性が、もはや眩しいよ。「渋谷、泣き上戸」は読んでいて涙目。苦しくてバカらしく美しいこんな瞬間、永久に保存しておきたい。カバーがヌメっとした感触で、紙で買って良かった。2025/04/29

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