光文社新書<br> 自分の弱さを知る―宇宙で見えたこと、地上で見えたこと

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光文社新書
自分の弱さを知る―宇宙で見えたこと、地上で見えたこと

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334106201
  • NDC分類 159
  • Cコード C0295

出版社内容情報

2009年、アメリカのNASAで行われた対談をきっかけに交流がスタートした野口さんと大江さん。野口さんは三度の宇宙飛行体験をもつ。大江さんは『WBS(ワールドビジネスサテライト)』のメインキャスターとして活躍してきた。だが、順風満帆に見える2人にも、悩み・葛藤・挫折があった……。宇宙飛行士として、キャスターとして何を感じ、どう生きてきたのか。ストレス、人間関係から宇宙体験、そして組織のあり方までを語り合う。

内容説明

三度の宇宙飛行を経験した宇宙飛行士と『WBS(ワールドビジネスサテライト)』の元キャスターが語り合う。悩み、葛藤、挫折といかに向き合うか。「心が折れる時代」を生きるヒント。

目次

第1章 今だから話せる燃え尽きの真実(初めて出会ってからの15年間は激動の時代;不完全燃焼の毎日に心が折れそうになった時期 ほか)
第2章 今を生きる自分たちに成長神話は必要か(誰の心も簡単に折れてしまう時代;成長は手段であって人生の目的ではない ほか)
第3章 半径5メートルの景色が心の風向きを変える(何に絶望して燃え尽き状態に陥ったのか;燃え尽きの状態からどう立ち直って宇宙へ向かったのか ほか)
第4章 安全な空間から外の世界へ飛び出す時(なぜ組織から離れる決断をしたのか;社会課題に向き合うことが自己実現につながる ほか)
第5章 宇宙から帰って地上でどう咲くのか(あの時JAXAを飛び出して本当によかったのか;宇宙の未来にいかに関わっていくのか ほか)

著者等紹介

野口聡一[ノグチソウイチ]
1965年生まれ。東京大学大学院修了。石川島播磨重工業(現IHI)に入社後、’96年からNASDA(現JAXA)の宇宙飛行士候補者に選定される。3回の宇宙飛行に成功し、16年間で船外活動4回。世界で初めて3通りの方法(滑走着陸、地面着陸、水面着水)で帰還したとして、ギネス記録に認定された。2021年の「宇宙からのショパン生演奏」動画などで’22年にYouTubeクリエイターアワードを受賞。’22年6月、JAXA退職。現在は、国際社会経済研究所理事兼CTO(最高技術責任者)、立命館大学学長特別補佐、世界経済フォーラム主任フェローなどを務め、講演活動や研究活動を精力的に行う

大江麻理子[オオエマリコ]
福岡県出身。2001年、テレビ東京にアナウンサーとして入社。1年目から経済ニュース『WBS(ワールドビジネスサテライト)』を担当したほか、幅広い番組に出演。また、宇宙好きが高じて『宇宙ニュース』を立ち上げる。’13年、ニューヨーク支局に赴任。経済やマーケットの情報を現地から伝える。’14年に帰国し、報道局へ異動。同年春から11年間、『WBS』のメインキャスターを務める。2025年6月にテレビ東京を退社すると発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

奈良 楓

9
【とても良かった】メンタルが強いと思っていた野口さんも燃え尽きの時期があったようです。普通の人間の私たちでもとても参考になる本。成長に対してはどこかで限界以上の負荷が必要、という大江さんに対する野口さんの考えは?ここが一番印象に残りました。2025/07/25

かめみち

7
宇宙飛行士として功績を残した野口聡一さん、キャスターとして活躍した大江麻理子さん、人生成功した二人が挫折したことや燃え尽き症候群になってしまったことを赤裸々に語っていて好感が持てた。察してくれないから心を閉じるのではなく、自分の内面を言語化して理解してもらうよう努めるのが大事。2025/09/10

ブルーマリン

4
宇宙に三度行った野口聡一さんも、燃え尽き症候群のような時期があった。テレビ東京のアナウンサー大江麻理子さんも心身が不調だった時期があった。自らのスキルの棚卸しをして、視野を広く持とう!2025/06/16

mokumoku

3
成長してどうすんの、みたいなことを考えていたときにヒントが得られた気がした。結局他人駆動での成長では苦しくて持続するはずもないと理解した。2025/05/26

Go Extreme

3
俯瞰的視野でコメント 心が折れる時代 アイデンティティ崩壊 燃料の枯渇 ダメ出しは成長願望 ストレス低と緊張なしは別物 内面変化は不可視 自己評価軸の確立 埋没スキルの明確化 楽しむ業務 宇宙視点の拡張 虫目から鳥目へ 風向きを変える景色 最低限必要なもの 本当にやりたいこと 安全圏から飛び出す 能動的関与 疲弊するミドルマネジメント 死による確立 寄せ集めからドリームチームへ 伝える側からプレイヤーへ 感情を言葉にする努力 業の塊である人間社会 成長は手段であり目的ではない 多様性が組織を強靭に2025/05/07

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