出版社内容情報
葉山で楽器店を営むギタリストの哲也。彼の従妹、涼夏の歌手デビューの日が迫る。相手は世界! 大型新人の登場に見合う楽曲を求める哲也は、ある日、亡き父で音楽家の道雄が遺した〈幻の名曲〉の噂を聞く。だが、音源は一切存在しない。そのヒントを掴むため道雄の関係者を尋ねる哲也は、やがて父の秘められた過去を知る。数々の色褪せぬ名曲が彩る感動の物語。
内容説明
葉山で楽器店を営むギタリストの哲也。彼の従妹、涼夏の歌手デビューの日が迫る。相手は世界!大型新人の登場に見合う楽曲を求める哲也は、ある日、亡き父で音楽家の道雄が遺した〈幻の名曲〉の噂を聞く。だが、音源は一切存在しない。そのヒントを掴むため道雄の関係者を訪ねる哲也は、やがて父の秘められた過去を知る。数々の色褪せぬ名曲が彩る感動の物語。
著者等紹介
喜多嶋隆[キタジマタカシ]
5月10日東京生まれ。牡牛座のO型。明治大学卒業。コピー・ライター、CFディレクターを経て、第36回小説現代新人賞を受賞してデビュー。現在、湘南・葉山に居を構え、執筆と趣味の海釣りに励む日々を送る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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おしゃべりメガネ
86
シリーズ第6弾で、これまでとはちょっと流れが変わる作品でした。本作は楽器店店主でギタリストの主人公「哲也」とその従姉妹「涼夏」の二人よりは「哲也」の亡くなった父「道雄」の話がベースになっています。特段、大きな出来事もなく淡々と物語は展開し、さすがの喜多嶋先生作品で読みやすさはバッチリです。「涼夏」のデビューに向けて色々と準備しつつありますが、果たしてこれから先はどうなるのやら。読んでいて小さな違和感ですが、どうしても主人公「哲也」の無理にクールな姿に違和感が。登場する年長者とのやりとりに少し残念です。2025/06/22
ポケット
6
この物語を読んでいるとまるで私自身が葉山の海にいる感じに浸れる。従妹同士の哲也と涼夏の関係も良好でこのまま何事も起こらず涼夏の歌手デビューを迎えてほしい。今回は哲也の父親の話に改めて哲也のギターは父親譲りのものなのだなと思った。2025/05/11
きょん
5
なんとか頑張って既刊は読了。この主人公=作者なんだろうな。メンタリテイが20代じゃない、落ち着きすぎ、、、まだまだ突っ走って壊れちゃっていい年齢と思うけれど。2025/06/14
たっけ
3
Aから始まったこのシリーズも(たぶん)残すところ最後の「G」のみ。というわけで、今までになく盛り上がりがに欠けて次につなげるエンディング。ちょっと不完全燃焼でした。でもまあ、相変わらずの喜多嶋節は健在でしたね。2025/06/22
Masayoshi Arakawa
1
20250522 図 面白い!!2025/05/23