出版社内容情報
歌舞伎町で働き3人の子どもを育て上げた母、77歳でひとり身となったバツ3の父、そしてフリーライター・編集者として活動する独身の「私」。父と母は、私が小学校4年生の時に離婚。母はホステスとして働き、私たちを育ててくれた。それはつつましいけれど、幸せな生活だった。そしてアラフィフとなった私は、離婚した両親を看取ることになる。ちょっと変わった母と父を見送ることで見えてきた、本当の幸せとは――。
内容説明
人たらし女たらしで3度結婚した金沢に暮らす父親、歌舞伎町でホステスとなった母親、そしてその娘。別々の看取りへと、愛情濃過ぎな3つの人生が紡がれていく。
目次
プロローグ リビングに並んだ仏壇と祭壇
第一章 父と母とあの女と
第二章 父の金沢
第三章 母の歌舞伎町
第四章 祖母と母と私
第五章 母を看取って
第六章 父を見送る
エピローグ 喪失感とは無縁の日々を
著者等紹介
堀香織[ホリカオル]
文筆家/店主。雑誌『SWITCH』の編集者を経てフリーに。『Forbes JAPAN』「Yahoo!ニュース特集」ほか、各媒体でインタビュー記事を中心に執筆中。石川県金沢市で生まれ、東京で育ち、7年の鎌倉住まいを経て、2022年より京都に移住。2024年6月、京都・仁王門通に「日本酒サロン 粋」を開く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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