出版社内容情報
1作につき約3分間の極上読書をどうぞ――。どれから読んでも切れ味抜群の面白さ!
【本書解説より】どの作品にもそれまでの物語が反転してしまうような、あるいはそれこそ読者の予想を裏切るような〈結末〉が待っています。長編や短編よりも凝縮された物語が展開されるショートショートのほうが、〈結末〉のスパイスはより鮮烈に印象づけられるはずです。
内容説明
1作につき約3分間の極上読書をどうぞ―。どれから読んでも切れ味抜群の面白さ!“本書「解説」より”どの作品にもそれまでの物語が反転してしまうような、あるいはそれこそ読者の予想を裏切るような“結末”が待っています。長編や短編よりも凝縮された物語が展開されるショートショートのほうが、“結末”のスパイスはより鮮烈に印象づけられるはずです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
一華
20
ショートとはいえ、しっかりとしたミステリーに仕上がっていて、まさに「あざやかな結末」さすが赤川次郎氏。やはり、学生のころから親しんだ赤川作品は間違いないですね。見事です。2025/03/29
小梅さん。
12
赤川氏のFCの会報に掲載のショートショートを集めたもの。 さらに、特別編2作も収録♪ 今後、あと2作は予定されているようで、とても楽しみ。 掲載は88年からなのに、まったく古びないのが赤川作品。 どれも、タイトル通りの「あざやかな結末」で、もっと読んでいたい!2025/04/09
愛書家
9
タイトルに偽りなしとはこのこと。 どの話も3分ほどあれば読了できるショートショートです。 しかも、どの話もアッと驚く結末が用意されているのに、赤川さんの技量を見ました。 より赤川さんが好きになる、そんな作品集でした。2025/03/19
KDS
7
著者のファンクラブの会誌に掲載されていたショートショート作品を集めた一冊。以前編纂されていた四冊の文庫のなかから、テーマごとに選ばれたベスト選集ということらしい。その第一弾はそのタイトル通り「あざやかな結末」が秀逸なものばかりを収録。どんでん返しが痛快なものから意外な着地点に唸らされる作品が多くて楽しめる一冊。前述の文庫には収録されていなかったニ作が「スペシャル収録作品」として巻末に掲載されており、そのうちの「密室」が傑作!ラストのたった一行で伏線回収と謎解きが完結してしまう技法が見事。しかも笑えるし🤣。2025/06/10