出版社内容情報
「ドミナン事件」から5年。奈緒、希莉、琴音たちは自立し新生活を始めていた。ある日、希莉の書いた小説が、人気女優・真瀬環菜名義で発表されることになる。さらに小説が発表された直後、作中の事件を模倣した「事件」が発生する。偶然とは思えないこの「事件」に立ち向かう彼女たちに、ふたたび逃れられない悲劇が忍び寄り……。スリル満点の青春ミステリー。
内容説明
「ドミナン事件」から五年。奈緒、希莉、琴音たちは自立し新生活を始めていた。ある日、希莉の書いた小説が、人気女優・真瀬環菜名義で発表されることになる。さらに小説が発表された直後、作中の事件を模倣した「事件」が発生する。偶然とは思えないこの「事件」に立ち向かう彼女たちに、ふたたび逃れられない悲劇が忍び寄り…。スリル満点の青春ミステリー。
著者等紹介
誉田哲也[ホンダテツヤ]
1969年、東京都生まれ。学習院大学卒。2002年、『妖(あやかし)の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞を受賞。’03年には、『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
H!deking
52
うーん、可もなく不可もなく。正直ちょっと物足りないですね。2025/02/03
のり
48
ドミナン事件から5年経ち、それぞれの生活にもまた岐路をむかえた。彼女達の現状の話と人気女優の生い立ち。その女優の名で小説が発表される事に裏側では「希莉」が絡んでいた。まったく酷い話だが、よくありそうな事かもしれない。その小説を模倣した事件が発生して、さらなる事件へと…大人になった彼女達の第2ラウンド。「圭」の出番がなかったのが残念ではあるが、同窓会みたいなラストはとても良かった。「琴音」の娘がとても可愛い。2025/03/28
ぶんぶん
26
【図書館】扉裏読むまで「ボーダレス」の続編と思わなかった。 それぞれ、4人は新しい生活をしていた。 希莉の小説がある女優の名義で発表された。 その小説のとおりの事件が起こる。 その解明に立ち上がる4人、そして迷宮に分け行くが・・・青春ミステリーといっては、ちょっと違うかも。 家族と姉妹の葛藤の物語。 「ストロベリーナイト」の捜査一課長が調査会社の所長で出て来るのが嬉しい。2025/02/28
けんけんだ
15
誉田哲也の姫川玲子シリーズと比べ、ほんわかしたミステリーでした。物足りないかな2025/01/25
NAOAMI
10
前作『ボーダレス』に登場した彼女ら一人ひとりの今を丹念に追う内に当時のキャラとか誰が演じていたかなど思い出せてきた。ヒト追い展開ながらキッチリ希莉が事件に巻き込まれていく流れが本線。この事件のカギになる和美の生い立ちと芸能界での活躍その裏にあるマネージャーの苦労が時を行きつ戻りつ併行。概ね事件の裏は解ってしまうのだが、希莉の推理がどのように辿りつくかがサスペンス仕立てとなる。行き過ぎた献身が鬱屈を溜め崩壊する。姉妹間の愛情、家族の愛情とは?なんて底流も。琴音の冷静な影ツッコミが会話を盛り立てどこか軽さも。2025/01/23