光文社古典新訳文庫<br> ぼくのことをたくさん話そう

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光文社古典新訳文庫
ぼくのことをたくさん話そう

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  • サイズ 文庫判/ページ数 168p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334105327
  • NDC分類 973
  • Cコード C0197

出版社内容情報

眠れぬ夜の寝床に霊が現れ、ぼくの手を取って飛び上がり、地獄から煉獄、天国まで、「あの世」への旅にいざなう……。『自転車泥棒』『ひまわり』など20世紀イタリアを代表する映画の脚本家が、ユーモラスで味わい深い物語を連作掌編とでもいうべき手法で紡いでいく小説。

内容説明

眠れない夜が明ける頃、ひとりの幽霊がぼくをあの世の旅へと連れ出してくれるという。寝間着のまま壁を通り抜けて世界を飛び回り、地獄から天国までの愉快な場面を見物することになるが…。映画『自転車泥棒』『ひまわり』の脚本家として知られる著者の、鮮烈な小説デビュー作。

著者等紹介

ザヴァッティーニ,チェーザレ[ザヴァッティーニ,チェーザレ] [Zavattini,Cesare]
1902‐1989 イタリアの脚本家、作家、画家。北イタリアの小さな町ルッツァーラに生まれる。高校講師を経て、様々な新聞・雑誌に寄稿するようになり、1931年には初めての小説『ぼくのことをたくさん話そう』が大反響を呼び、「ザヴァッティーニ事件」と騒がれる。作家活動を続ける一方、映画の脚本家としても活躍し、『靴みがき』『自転車泥棒』『ひまわり』など多くの作品を手掛け、ネオレアリズモの理論家として名を馳せた。以降も1989年に没するまで、生涯にわたり、幅広い芸術分野でイタリアの文化振興に貢献した

石田聖子[イシダサトコ]
福岡県出身。東京外国語大学大学院博士後期課程、ボローニャ大学大学院博士後期課程修了。現在、名古屋外国語大学世界教養学科准教授。専門はイタリア文学と映画(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NAO

57
どうやっても眠れないある夜、ぼくの部屋では幽霊たちがあらわれ動きまわっていた。そのまま寝たふりを続けたが、眠れない。時計が6時を打ち幽霊たちは消えていったが、部屋の隅に一人離れていた幽霊が案内役となり、語り手は死後の世界をめぐる一夜の旅に出る。幽霊に案内されてあの世をめぐるという旅といえば『神曲』を思い出すが、この作品のテーマは社会批判ではなく生きることについて。なので、『神曲』より明るい雰囲気で読みやすい。2025/03/12

よしじ乃輔

13
幽霊に誘われ地獄から天国のあの世を巡る一晩の時間を得た主人公。幽霊との問答のような会話に著者の世界観が語られていて、それが割に明る重くなく捉えどころのない作風に。貧困、家族、人生など生きていると突き当たるテーマに、古今東西皆同じなのだとも思うのでした。『神曲』も一度読んでみようかとも。2025/03/11

KocmocKocma

2
幽霊に案内されての地獄から煉獄、天国の見物は遊覧といった感じで、地獄さえ深刻さがなくてあんまり辛そうじゃないのだが・・・。映画「自転車泥棒」「ひまわり」の脚本家なのだが、ああいった映画の痛切な悲しみよりは、全体にひょうひょうとしたユーモアに満ちた世界で、イタリア人はこういうのが好きだったのか!と思うのだった。2025/04/11

Oki

2
霊界通信のような物語だが、この人もなにかの啓示を受けたのか。2025/03/06

ゼロ投資大学

1
イタリア映画の脚本家として知られるザヴァッティーニ。文学・ジャーナリズム・絵画など様々な分野で傑出した才能を発揮した彼の旺盛な活動の原点が本書にある。2025/02/03

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