文芸編集者、作家と闘う

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文芸編集者、作家と闘う

  • 山田 裕樹【著】
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  • 光文社(2024/12発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784334105167
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0095

出版社内容情報

1980年代~90年代、日本のエンターテインメントに大きな波が起こり、新しい時代が始まった。そのただ中で、担当する作家たちの代表作を造り続けた編集者がいた。北方謙三、佐藤正午、椎名誠、逢坂剛、船戸与一、夢枕獏、東野圭吾、唯川恵、山本文緒、川上健一……。40年以上担当した北方謙三の作品群だけでも、発行部数は一千万部をはるかに超える。作家達との濃厚で魅力的なエピソードを綴る伝説の文芸編集者の傑作エッセイ。

内容説明

小説が好きだから文芸編集者を志望した著者は、先輩から、好きじゃだめなんだ、小説を読むな、淫するな!と全否定されて奮起奮闘、「編集者」になった。それから、作家と、原稿と四十年以上闘った。著者が造った三百五十冊以上の本の中から、その作家のブレーク作、代表作、デビュー作などを選び、その本を造る過程で生まれた知られざるエピソードを描く。本好き、小説好き、編集者志望必読の面白本!

目次

一 黎明のころ(田村義也さんの誤解;森瑶子さんの出発;筒井康隆さんの預言;小林信彦さんの指導)
二 冒険小説という迷宮(北方謙三さんとの邂逅;椎名誠さんの快走;読んできた物語について;船戸与一さんの場合)
三 編集者の新しい風景(佐藤正午さんの孤高;夢枕獏さんという存在;パーキンズという岩壁;東野圭吾さんの秘密;唯川恵さんと山本文緒さんの対応;川上健一さんの休暇;高野秀行さんとの奇縁)
四 それからの船戸さんと北方さん(船戸与一さんとの道行;北方謙三さんと梁山泊へ)

著者等紹介

山田裕樹[ヤマダヒロキ]
1953年、東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、’77年集英社入社。文芸書、「小説すばる」、文庫の現場と編集長をすべて歴任。2011年文芸部長。’13年定年後、集英社クリエイティブ取締役に。’18年、引退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

136
これぞと思う作家の本を造った編集者は幸せだが、著者はまさに編集者冥利に満ちた人生を送った。筒井康隆の「次世代の作家を探せ」との預言を忠実に守り、多くの作家に声をかけて強く注文を付けながら発表の場を提供した。北方謙三の大水滸伝51巻と併走し、椎名誠に『岳物語』を、夢枕獏に山岳小説を書かせた。大好きな逢坂剛や高野秀行の出発点に立ち会い、船戸与一とハチャメチャ取材旅行を敢行するなど想像するだけで羨ましい限りだ。この人がいなければ私の読書人生は、いや日本のエンタメ界は痩せていただろう。個人的に深く感謝したい1冊。2025/02/17

ぐうぐう

35
一般的な「編集者」というイメージで読み始めると、驚きが待っている。編集者は縁の下の力持ち、作家を支えるもので、そういう意味でいうと本書の著者である山田裕樹もその通りなのだが、数々の有名作家が登場し、傑作小説の舞台裏が明かされるものの、本書の主人公はあくまで山田裕樹なのだ。作家を立てつつ、それでも山田の活躍が目立ってしまう。とはいえ、それは正しい。それだけの成果を上げているのだから。椎名誠に『岳物語』を書かせることは、ひょっとしたら他の編集者でも可能だったかもしれないが(つづく)2025/03/10

メタボン

27
☆☆☆☆ 編集者としての43年間の生き様がすごい。怒涛の43年だっただろう。当然我々凡人が経験できぬ凄いエピソードも多い。特に船戸与一氏とフィリピンに取材旅行に行った話は面白かった。北方謙三の水滸伝を完結させたのも山田氏の最大の功績。読んだことはないが逢坂剛の著作も気になった。2025/03/23

tetsubun1000mg

18
定期購読している「本の雑誌」3月号で、北方謙三氏の元秘書で書評家の東えりこさん激推しの一冊。 集英社の伝説的名物編集者だという山田裕樹氏の「文芸編集者、作家と闘う」。 どんな作家や評論家より本を読んでおり、担当の作家や作品を分析して、新人作家をガンガン育てた編集者の回顧録。 作家の原稿を預かってどこを削ったり変更するポイントを作家相手にズカズカと言って書き直しさせて良作を導きスター作家に育てる。 自慢は一切感じられないが本好きなら知らない人がいない有名作家とのバトルは凄い迫力と信頼関係が伝わってくる良作。2025/02/20

そーいち

15
これは個人的に名著だった。集英社の元編集者の目線から当時のエンタメ(もっと言えば冒険小説やハードボイルド小説)小説作家との邂逅ノンフィクション。そこに登場しているのは集英社で発行された作家たちの代表作がずらり。編集者とは作家と寄り添いながら時にぶつかり合いながら作品を生み出しているのが如実に伝わってくる。特に船戸与一さんや筒井康隆さんとの絡みは大変に興味深い。また私が好きな書評家の北上次郎さんや椎名誠さんなども登場に楽しい。冒険小説が読みたくなるなあ。2025/02/08

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