出版社内容情報
サメやイルカ、ペンギンには迫力や愛らしさがあるが、地味、不格好、厄介者とされる海の生き物には、滋味深い魅力がある。日陰の路地裏に息づくものたちの虜になった著者が、長年の水中観察を通じて、しみじみと不思議さ・面白さを感じさせる生き物を厳選。民俗学的・博物学的な視点も交えながら、豊富な写真と文章で紹介。ゴマモンガラ、オコゼ、コバンザメ、カイロウドウケツ、ガンガゼ、カイメン…などなど。オールカラー版。
内容説明
外見なんて気にするな。内面さえも気にするな。水中観察30年の集大成。海と島の達人が選び抜いた愛すべき10種。
目次
第1章 モテなくても構わない(我が物顔で生きる ゴマモンガラ;嘲笑されても動じない オコゼ)
第2章 仲睦まじい悦びと悲しみ(閉じられた空間の夢と現実 カイロウドウケツ;穴を追い求める生き方 カクレウオ)
第3章 「会社員」として生きるには(肩の力を抜いて生きる コバンザメ;まじめに、賢明に生きる ホンソメワケベラ)
第4章 偏見をはね除ける(長くて美しい、厄介な棘 ガンガゼ;花のような肛門のような イシワケイソギンチャク)
第5章 スカスカの愛おしさ(逃げも隠れもしない カイメン;裏側は不思議な姿 カブトガニ)
著者等紹介
清水浩史[シミズヒロシ]
1971年、大阪府生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了、同大学院新領域創成科学研究科博士課程中退。テレビ局・広告代理店・出版社勤務などを経て、書籍編集者・ライターとして独立。大学在学中は早大水中クラブに所属し、NAUIダイビングインストラクター免許取得。以降も国内外の海や島への旅をつづけ、水中観察は30年来のライフワーク(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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