出版社内容情報
車椅子の刑事・蒼井俊が捜査する連続殺人事件。被害者はSNSなどで糾弾されながら司法に裁かれなかった者たちだった。彼らの悪行をなぞらえるかのような異常な死に様に、蒼井は犯人の自己顕示欲を見て取る。そして、残酷な手口にかつて警察組織を裏切った稀代の犯罪者の存在を感じた。その人間こそ、彼の四肢の自由を奪った元凶だった――。 瞠目の警察小説×サイコスリラー!
内容説明
車椅子の刑事・蒼井俊が捜査する連続殺人事件。被害者はSNSなどで糾弾されながら司法に裁かれなかった者たちだった。彼らの悪行をなぞらえるかのような異常な死に様に、蒼井は犯人の自己顕示欲を見て取る。そして、残酷な手口にかつて警察組織を裏切った稀代の犯罪者の存在を感じた。その人間こそ、彼の四肢の自由を奪った元凶だった―。
著者等紹介
五十嵐貴久[イガラシタカヒサ]
1961年東京生まれ。成蹊大学卒。出版社勤務を経て、2001年『リカ』で第2回ホラーサスペンス大賞を受賞してデビュー。同作に始まるシリーズは’24年刊行の『リボーン』で9作を数え人気を博す。’07年『シャーロック・ホームズと賢者の石』で第30回日本シャーロック・ホームズ大賞受賞。警察小説、時代小説、青春小説、家族小説など幅広い作風で映像化も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
136
『芸術を理解する者の殺人は美しい。』何がだ!ふざけるな!死を生を弄ぶなと言いたい。シリーズの第2弾。なのに前作を忘れている(汗)五十嵐さんは好きな作家さんの一人だが、今作は・・感じ(当方比)設定に無理がある?字面を追って、最後は水無月が苦手だと、そこに落ち着く私。次もある終わり方だけど・・2024/11/12
Ikutan
64
前作のラストで明らかになった水無月玲の正体にはびっくりだったが、その玲に刺され四肢麻痺となった蒼井俊がSSBCに復帰し、FAIの精度が飛躍的に向上した3年後、玲の模倣犯と思われる連続殺人事件が発生。次々起こる事件の被害者は、犯罪を犯しながら、犯した罪より罰が軽いと世間から強く非難された者たち。そして俊の元に、指名手配中の玲から、犯人に繋がる情報が寄せられる。FAIの進歩といい、四肢麻痺の俊のサポート体制といい、技術の進歩は目覚ましいね。それにしても、殺人に美しさを求める玲が不気味でその能力が恐ろし過ぎる。2025/01/11
雅
61
四肢麻痺のプロファイラーと殺人に芸術を求めるシリアルキラー。ハラハラする場面もあり楽しめた。2025/04/25
Karl Heintz Schneider
48
"PIT" "psychology Investigation Team"心理学の手法を使い、犯人像を分析する部署。トップのプロファイラー水無月玲が実は猟奇殺人犯だったことが前巻で判明。彼女に刺されて四肢麻痺になった蒼井俊は彼女を捕まえることに全精力を注ぐが・・・。殺人犯である玲と警察官である俊、ふたりの電話での丁々発止のやり取りが面白い。逆探知の危険を冒してまで玲が電話してくる意図とは?一方、俊は真犯人の糸口になりそうな情報を聞き出そうとするが。2024/11/18
fuku3
34
2024.11.11読了。シリーズ第2弾。前作を読んだが全く記憶に無い。確かに読んだ事は覚えてはいるが全然思い出せない。読み始めて水無月玲がとんでもないシリアルキラーとは⁉︎えぇ〜それでも思い出せない。読み進めると前作が気になり今作に集中出来ない、内容がさっぱり入って来ない。コレはウチの本棚をひっくり返して1巻を探さねばと思った次第です。こんな事ばかり書いていると云うのは、今作品自体の力が弱く…ハッキリ云って面白くなかったて事かな⁉︎四肢麻痺で全自動車椅子の警視庁捜査官⁉︎チョと無理が有る!荒唐無稽⁉︎2024/11/11
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