出版社内容情報
下り酒問屋、千石屋の女将、麻は、並の女より頭ひとつ大きくて、酒の飲みっぷりも大したもの。そして他人を思いやる心も人一倍。一方、主人の鶴次郎といえば、下戸だが、頭が切れて町内でも頼りにされる存在だ。ふたりには、息子の家出から三十路の恋まで、様々な相談事が持ち込まれて……。新川河岸に巡る季節と人々の心の触れ合いを描くシリーズ第二弾?
内容説明
下り酒問屋、千石屋の女将、麻は、並の男より頭ひとつ大きくて、酒の飲みっぷりも大したもの。そして他人を思いやる心も人一倍。一方、主人の鶴次郎といえば、下戸だが、頭が切れて町内でも頼りにされる存在だ。ふたりには、息子の家出から三十路の恋まで、様々な相談事が持ち込まれて…。新川河岸に巡る季節と人々の心の触れ合いを描くシリーズ第二弾!!
著者等紹介
五十嵐佳子[イガラシケイコ]
山形県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ケイプ
24
シリーズ2作目。下り酒問屋、千石屋の女将、麻と主人の鶴次郎はほんとに仲も良く良い夫婦。仲睦まじい二人に読んでいる私もニッコリしてしまう。今回は女中頭の菊の越し方の話が良かったです。2025/01/08
onasu
15
「新川河岸ほろ酔いごよみ」の2巻目も、下り酒問屋・千石屋の背が高く酒に強い女将・お麻と、酒が呑めないものの頼りになる婿の鶴次郎は相変わらず仲睦まじく、商売の傍ら、関わった人たちからの頼まれ事に二人して出張るのも変わらず。商売と世話焼きがいい案配で、格好の読みものだが、もう少し商売色が濃い方が好みか。2024/09/08
りょう
6
「麻と鶴次郎」の2巻目。酒屋を営む大柄て酒豪な麻ちゃんと下戸で甘いものが大好きな優しい旦那様の鶴次郎さんのカップルと、近所のあれこれの物語。この二人、菊さん、政吉、周りの人キャラもよくて楽しい。続いて欲しいシリーズです。2024/07/24
シトラス
2
麻と鶴次郎の夫婦は長く一緒にいるのにお互いを思いやっていてとても素敵。 そして、とても普通でちょっと変ででも頼りになるそんな存在でほのぼのするから読んでいて幸せ。2024/10/28
みちちゃん
1
麻と鶴次郎は本当に仲がいい。しかも知人たちの悩み事を夫婦で解決していくさまに心温まる。終盤はとうとう仲人まで引き受けることに。まさに夫婦愛が生み出した徳積だ。2025/01/02