出版社内容情報
下宿先のおスミから、行方不明になっている友人・絃葉を探して欲しいと頼まれた浅見元彦。張り切る内田紫堂と共に、千葉に向かった。絃葉の家は大きな構えの店で、主人夫婦は二人をもてなしてくれるが、肝心の娘の失踪についてはさほど熱心ではない。偶然出会った年配の男が、絃葉のお供をしていた下働きで、話を聞いてみるといなくなった日も一緒にいたのだと言うーー。浅見光彦シリーズ番外、浅見元彦が再び大活躍!
内容説明
下宿先の娘おスミから、行方不明になったという友人を捜して欲しいと頼まれた浅見元彦。内田紫堂と共に友人の家に向かうが、近くには「八幡の藪知らず」と呼ばれる森もあり、神隠しだろうと家族も半ば諦めていたのだった―。名探偵浅見光彦のご先祖様も名探偵だった!国民的人気シリーズのスピンオフ、浅見元彦探偵譚も第二弾、推理が益々冴えわたる!
著者等紹介
和久井清水[ワクイキヨミ]
北海道生まれ。第61回江戸川乱歩賞候補。2015年宮畑ミステリー大賞特別賞受賞。内田康夫氏の「『孤道』完結プロジェクト」の最優秀賞を受賞し、『孤道 完結編 金色の眠り』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かな
30
浅見光彦シリーズ番外の第2弾ということらしいです。本当は第1弾から読みたかったのですが、図書館派なので借りれそうなところを探して借りてきました。作者は「狐道」完結編を書かれた和久井清美さん。明治時代に浅見光彦のご先祖さまである元彦が探偵をしていた、元彦の友人でワトソン役が内田(軽井沢の先生の祖先?)、そして元彦の兄も警察のお偉いさん。須美ちゃんならぬ“おスミ”ちゃんも登場。オマージュ感たっぷりでいて、謎解きも爽快。ただ犯人はかなり意外な人だった。これはこれで2時間ドラマで見てみたい。2025/02/12
キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん
17
浅見光彦の祖先朋彦が明治時代に探偵をしてた、の設定。八幡の藪知らずが舞台。光彦シリーズは読んだ事無いが、この明治の外伝シリーズは面白い。その時代の風俗がよくわかって読むのが楽しみ。2024/06/18
ごへいもち
13
似て非なるものでも読みたい2024/07/09
一五
10
番外って事で、面白いかと思ったが、さっぱり。浅見君にワトソンが居たり、浅見家由来の名前がかえって邪魔だったり2024/09/18
小梅さん。
8
シリーズ2冊目。 浅見元彦&内田紫堂のコンビ、今度はスミちゃんの依頼で彼女の友人を探しに。 今回は、紫堂がずいぶんとひどい目にあって、、、 あんなにいい人があんなことにあったりもするし。 事件の謎もやりきれない。 でも、善兵衛さんのような人の存在には救われる。 そして、紫堂はこりないねw あのたくましさには救われる。 さすが、軽井沢のセンセのw2025/06/19